薄毛って本当に深刻な悩みです。年齢に関係なく、ストレスが原因だったりちょっとした身体の不調が原因になったり。
やっぱり、自分の薄毛がちょっとでも気になると、なかなかヘアスタイルが思うように決まらなくって外に出ることさえも億劫になっちゃいますよね。
だけど、周りにはなんとなく恥ずかしくって相談しにくい…。
実は私の夫が、薄毛に苦しんで悩んだことがあります。20代だったのですが、仕事のストレスや寝不足が続いたことや、外的要因が原因で、悩んでいることを打ち明けてくれるまでも時間が掛かりました。
そこで、私たちは夫婦で相談して、食べ物を見直すことで誰にも知られず彼の薄毛の対策をしたんです。2年ほどでボリュームが戻り、彼の表情もすっかり明るくなりました。
あれから10年以上経ちますが、今でも毎日の食事のバランスに気を付けているおかげで、あれからむしろどんどん髪の艶もコシもツヤツヤになり、私も肌まで綺麗になったことはラッキーでした(笑)
そうなんです。薄毛は食べ物からだってちゃんと対策ができます。薬膳や東洋医学の考え方では特に、日常の食べ物から予防・改善することが提唱されています。
でも一体、何をどんな風に食べたらいいのか、わからないですよね。
そこで今回は、同じように薄毛に悩むあなたのために、私たちが実際に実践して効果の出たことも踏まえて、薄毛対策におすすめの食べ物と、その取り入れ方をご紹介します。
まずは、小さなことからコツコツと続けてみてくださいね。
薄毛の対策に効く食べ物はこれ!おすすめ食材をご紹介!
まずは、「老化」を進める加工品・添加物を避けることから!
髪の毛も、栄養を使っています。そのため、栄養が偏ったり十分に栄養が行き届かなくなると、髪が生えるスピードよりも抜けるスピードが速くなり、ボリュームが少なくなっていくんです。
今、実は若い女性にすら薄毛が増えているのは、添加物や加工品の摂取が大きな要因のひとつ。
もしかして思い当たるとことはありませんか?たとえば、外食やお昼もコンビニのお弁当やサンドイッチで済ませがち。スナック菓子とアルコールも好き…。
せっかく、髪にいい!と思って購入する加工品も、たっぷりの添加物に加えて、すっかり古くなって酸化した質の悪い油たっぷり。
これ、髪の毛に関わらず肌も内蔵機能も、身体が老化する一番の原因なんです。「老化の促進」をわざわざお金を出して食べていることになります。
現代だと、殆どみんなこれに当てはまっちゃいますよね。私たちが薄毛対策を始めた頃も、まさにこんな生活でした。ついつい仕事でお互いに遅くなってしまって外食やスーパーのお惣菜で済ませることも度々…。
なぜこれが問題なのかというと、長年摂取してきた化学物質由来の添加物は、肝臓や腎臓などの内臓機能を低下させ、栄養素の吸収力が下がっていくといわれています。
つまり、ずっと摂り続けている添加物や古い油は、知らず知らずのうちに、内臓を驚くほど疲労させてしまっているんです。
ここに加齢が重なると、なおのこと。毎日休まずに頑張っている内臓は「アップアップ状態」なんです。これじゃあ、せっかく栄養を摂ってもしっかりと吸収もできませんよね。
それよりも、身体としては生きるエネルギーに栄養を使うことの方が優先なので、末端の髪の毛になんて栄養が行き渡るわけもないんです。
毎日取り入れたい薄毛の対策に抜群の食べ物はこれ
「良質なたんぱく質+海藻」が理想
では薄毛などの「老化」を防ぐために、必要な栄養素は一体なんでしょうか。髪の毛の主成分は、ずばり「タンパク質」です、そして「ミネラル」が必須です。
そのため、「海藻がいい」なんてよく聞きますが、海藻だけではなく、「良質なたんぱく質+海藻」の組み合わせがベストバランスなんです。
ここで髪のために積極的に摂りたいたんぱく質は「魚介類」「豆類」「卵」そして「ごま」です。
髪の艶のために「必須脂肪酸」と「ビタミンE」
髪に程よい水分をもたせるために気を付けて摂りたいのは「必須脂肪酸」と「ビタミンE」です。これは切れ毛や枝毛の予防に効果が高いものです。
必須脂肪酸とは、体内では作り出すことができない良質な油のこと。
ビタミンEも多く含む「ナッツ類」や、最近注目されている「アマニ油」などもいいですが、いわしやサンマ、アジなどの「青魚」をしっかりと摂ることが一番の近道です。
髪を黒々と保つ「ヨード」「鉄」、頭皮の脂肪分泌を調整する「ビタミンA」
髪をしっかりと黒く保つために必要なのが「海藻」そして「ごま」です。
そして、頭皮の脂を調整してくれるのは「人参」「かぼちゃ」といった緑黄色野菜に含まれる「ビタミンA」です。
フケを予防するのに必要なのは「ビタミンB2」
ビタミンB2は玄米や全粒粉に多く含まれていますよね。
でも実は、お砂糖たっぷりのものは、実はフケを増やしてしまう原因にもなります。フケが気になる場合は、甘いものを控えてみるだけでも効果がでます。
でもまずはこの2つが美髪のキーワード!
と、ここまで必要な栄養素とその食材をご紹介しましたが、髪のために必要な栄養素って言われても、普段からバランスよく食べているつもりなのに…って思っちゃいますよね。
「そんなの覚えられないし!」「アマニ油を毎日スプーン一杯なんて続かないし!」って、誰よりも私がそうでした(笑)
そこで、まずはこの2つをキーワードにすることをオススメします。
それが「良質なたんぱく質と油」そして「黒いもの」です。まずはただこの2つ。正直に言ってしまうと、あとの栄養素は大体一緒に摂れます。
「良質なたんぱく質と油」
そこで私たちが実践したのは、まず「良質なたんぱく質」として「納豆」「豆腐」を毎日。
できれば週に一回は「青魚」を積極的に食べることを目標に。そして、「古い油」の諸悪の根源である「スナック菓子を徹底的に排除」でした。
まずは、たったこれだけ。この簡単な目標からスタートしました。これならとにかく簡単なので、彼が自分でも継続ができたこともとっても大きく効果が絶大でした。
悩んでいた彼の髪の毛が復活した後は、指毛までふわふわと増えてしまって、ちょっと作戦会議を開きなおしたほどです(笑)
迷ったら「黒いもの」
そして、何を食べようか迷った時は「とりあえず黒いもの」を選ぶようにしています。これは薬膳の考え方から取り入れています。
牡蠣や黒きくらげ・黒豆・黒ゴマ・白砂糖より黒砂糖など「黒いもの」にも髪のために必要な栄養素がたっぷりです。
なんだったかなと思ったらとにかくなにか一品「黒いもの」という覚え方もおすすめです。
こんな感じで、スタートはもっともっと簡単でいいんです。まずは、「できることからひとつ継続する」ことが一番大事なんです。
そこで、ここからはもっと簡単に手軽に薄毛対策に効果抜群の、私たちが実践したことをご紹介します。
毎日できる薄毛対策に効果抜群の食べ物の取り入れ方はこれ。
ごはんやお味噌汁に入れるだけでで毎日の薄毛対策に!
髪の毛にいい食べ物は「良質なたんぱく質」とご紹介しましたが、その中でも手軽に摂れてオススメなのが「ごま」と「お麩」です。
ごはんに毎日ちょっぴりごま塩を振るだけでも、効果があります。またお麩も、実は意外にも良質なたんぱく質。
お味噌汁やお吸い物に、何にもない時、乾燥わかめと一緒にお麩を入れれば「良質なたんぱく質+海藻」の完成です。これなら、続けられそうですよね。
私の知っている70過ぎてもうるさい程元気で、ボケも全くなく、軽トラックを運転しちゃう田舎のおばあさんは、信じられないほどまだ髪の毛がふさふさで真っ黒。
視力もとってもいいんです。彼女は毎日、ごま塩のごはんを食べています。
また、黒胡麻のペーストもおすすめ。胡麻のペーストはバター代わりにトーストに塗って食べると、ピーナッツクリームのような濃厚な甘みでやみつきになるます。
黒胡麻のペーストは甘みが入っていないので、はちみつを少しかけると実は栄養の吸収率もUPして、髪にはとってもいい組み合わせなんです。
貧血予防にも最適なので、お子さんと一緒に簡単に髪に必要な栄養を摂りつつ、美味しくってはまる方も多いですよ。
おやつに取り入れて手軽に薄毛対策!
一週間で髪の毛がうる艶になる、即効性のあるおやつにおすすめなのが「くるみ・ごま・はちみつ」の組み合わせです。くるみがなかったら、アーモンドでもいいですよ。
これは、アーユルヴェーダや薬膳の食べ物の考えを上手く取り入れた「髪の特効薬」なんです。
良質なたんぱく質と良質な油、そしてミネラルやビタミン、抗酸化作用も高いはちみつを加えることで、1日スプーン一杯食べるだけでうる艶髪に。
なるべく細かい方が吸収率がよくなるので、袋にナッツ類を入れて叩いた後で、容器に移してはちみつをかけておくだけでOKです。面倒だったら、それぞれ食べても効果はあります。
ちょっとだけ手間がかかりますが、だまされたと思って一度1週間試してみてください。何より、美味しいです(笑)
飲み物に取り入れて、朝も手軽に薄毛対策!
うちでは、こんな取り入れ方も寒い時期に流行りました。それは「黒ごまラテ」や「黒豆茶」「黒豆きなこココア」などです。
コーヒーや紅茶だと、どうしても必要なミネラルの吸収を阻害してしまうので、せっかくよかれと思って選んだ食べ物の栄養が台無しになりがちなんです。
そこで、最近よく出ている市販のもので「きなこココア」や「黒ごまラテ」は我が家の大ブームです。
手軽に髪に効果のある栄養素も摂れて、ぽかぽか美味しくて、おやつ代わりにもいいですね。ぜひ、1日のうちの一杯だけでも置き換えてみてください。
まとめ
今回は、薄毛対策に効果がある食べ物やその食べ方をご紹介しました。
手軽にまずは簡単に取り入れることからぜひ試してみてくださいね。毎日継続して、絶対に諦めずにうる艶髪を手に入れてくださいね。