私たちの生活とは切っても切れない関係にあるのが「美容室」ですよね。
どんなに怠惰な人であっても、半年に1度は美容室に行きます。多い人は月に何度も行きますよね。
そんな美容室で私たちをキレイにしてくれる美容師さんですが、あの素敵な笑顔の裏ではどんなことを考えているんだろうって思ったことありませんか?
美容室にはいろんなお客が来ますから、嫌いな客っているんだろうな~と思いませんか?実は自分が嫌われていたらどうしよう~~って思ったりしませんか?
もちろん美容師さんも人間なので好きなお客だっているはず。そして、そんな人にはきっと、ちょっとだけヒイキしてくれるはず。
願わくば、自分が嫌われる客ではなくて、好かれるお客になりたいものですよね。
どんなお客を「嫌い!」と思い、どんなお客だったら「癒されるな~」と思うんでしょうか?実際の現役の美容師さん2名に、ぶっちゃけのホンネをお聞きしました。
実際にあった怖~い話も話してくれましたよ。これを読めば、あなたが美容師さんに嫌われる確率がググ~~っと減ります。要チェックですね。
喜んでくれる、褒められるは嬉しい!~20代男性美容師さんのホンネ
好きなお客様ベスト5
第5位
最初によろしくお願いしますと言ってくれる方です。こっちが今日はお願いしますと言っても何も言わない人がいるので第一声を返してくれる方は本当に好きです。次指名をもらえるよう絶対頑張ろうってなります。
第4位
綺麗に染まったと言って喜んでくださるお客様です。最初カラー提案でお客様も不安だと思うのでそこで自分の調合で最終的に決まるのでドライヤー後にそうやって言ってください方は本当に嬉しいですね。
第3位
かっこいいのに上手だねって言われる事です。美容師はお洒落でかっこいいのが自分の中で1番と思っているので最初の挨拶の時にそう言われるととても嬉しいです。
上手と言われるのは単純に嬉しいです。「上手=指名に繋がる」と私は思っているので。
そう言われるとそのお客様を次も可愛く、カッコよくさせてほしい、絶対次も担当させていただきたい!という気持ちになります。
第2位
なりたいのになれました!ありがとうございますと言って喜んでくださるお客様です。担当させて頂いてるからには自分の最高のパフォーマンスを披露しているのでそこで喜んで頂けるならとても嬉しいです。
自分が提案したスタイルやカラー、パーマスタイルなどを喜んでもらえるなら提案して良かったなと、またこういうお客様を絶対に付けたいと思います。
第1位
喋りかけたら笑って話してくださる方です。自分も心がけて常に笑顔で接しているのですが、お客様も笑顔で話してくださるならこちらも喜んで施術できるし、そういったお客様だと時間が経つのがとても早く感じなぜか悲しくなります。
そういった時またお話ししたいと思うので積極的に施術時間内で自分を思いっきり出しています。
嫌いなお客様ワースト5
第5位
カラー中に寝る人です。塗りにくいし毛先まで塗る際寝ていたら塗ってる毛先が顔につくからです。中々とれないので嫌です。
第4位
挨拶をしないお客様です。 最初の挨拶がないと不快な気持ちになるので。嫌な人だなと勝手に思ってしまうからです。
第3位
カット中に要望をコロコロ変える人です。最初にお任せでって言われて切っていたのに、「やっぱりここをもっと切って」などと言う人がいます。
そうすると自分が決めてたスタイルと違うスタイルになってしまうので、なら最初から言ってくれたら次のお客様を待たせずすんだのに、と思います。
第2位
会話をしても無視する人です。
こちらから話しかけてもずっと無視してるお客様が時々いるので本当に嫌な気持ちになります
第1位
シャンプー中に頭をいきなりあげる人です。
ネープ(うなじの部分)を洗う際頭をあげるんですが、その時いきなり頭をあげられると、シャワーヘッドが変な場所に当たってクロスから水が漏れて、お客様のお洋服の中に入ることがあります。なのでとてもやめてもらいたいです。
過去にあったホントの話
まだ私がアシスタントの頃スタイリストの人数が3人に対しセット面が9個あって、そこの全席がカットのみのお客様になったことがありました。
僕はまだ友達や身内しか切ったことなかったのに、スタイリストとして参加させられて、とても緊張しながら30代の女性の方を切りました。そうしたら次の日から一気にスタイリストに昇格しました。とっても嬉しかったです。
好きなお客様のエピソード
アシスタントの時シャンプーをさせていただいてたお客様と仲良くなり、そのお客様が「あなたが切れるようになったら絶対指名します」と言ってくださいました。
そして、私がスタイリストになった時、本当に指名をしてくださったんです。今でも差し入れや、誕生日の時には、プレゼントをくださったり、いつも私の技術を喜んでくださるので、絶対に他の人には担当させたくないぐらい好きです。
嫌いなお客様のエピソード
本当に嫌だと思った出来事があったのはスタイリストになりたての頃です。そのお客様はいつも違う方を指名していたのですがなぜか私を指名してきました。
その頃は指名もまだ少なく、とても張り切って施術させて頂いたのですが、次の日怒りながらお店にきて「なんであんたが昨日切ったの?指名した覚えないし」と言われてお金を返してと言われました。
レセプションに確認しても、私を指名すると言ったと言っていたのに、あのお客様はなにをしたかったんだろうと未だに分かりません。嫌すぎたので、私がそのお客様を完全NG客にしました。
悪口の公表と営業時間外の無理難題は手加減して!~30代女性美容師さん
好きなお客様ベスト5
第5位
清潔感があるお客様です。
やはり髪にふれる仕事ですので清潔感があるお客様でしたらこちらもありがたいですし、カットなどするにしてもスムーズに行うことができますのでたすかります。
第4位
ご自分の理想の髪型やどんなスタイル、雰囲気になりたいか、はっきりと決まっていらっしゃるお客さま。写真や、画像の見本があればさらにありがたいです。
第3位
差し入れなどお菓子や軽食をくださるお客様。
繁忙期は食事を取る時間もないくらい一日中立ったまま働いていますので、空き時間に少し食べることのできる差し入れをくださるお客様には大変感謝しております。
第2位
家族や友人を紹介してくださるお客さま。
やはり人気商売ですので、ご自身が気に入ってくださったうえにご家族やご友人を紹介してくださる方は大変ありがたいです。
第1位
定期的に何年も通ってくださるお客様。長年自分を指名して通ってくださるお客様は大変ありがたいです。
若い頃から来てくださり、ご自身のお子様も連れてきてくださったりして、そのお子様も切らせていただき、お子様の成長していかれる姿を見守るのはとても嬉しいことです。
長年のお付き合いは本当に美容師としてありがたいことだと実感しております。
嫌いなお客様ワースト5
第5位
不潔なお客様です。美容師も人間ですのでやはり不潔なお客さまには、いい気はしないです。こちらも仕事ですので、できる限り綺麗にさせていただきますが…。
第4位
明確なビジョンがないまま、おまかせで、とおっしゃるお客様。
できる限り似合うようにはさせていただきますが、好みなどはしっかり言っていただかないとこちらもわかりません。
第3位
スタッフを食事やプライベートなデートなどにしつこく誘ってくるお客様。
お声がけ頂く分には大丈夫なのですが、お断りした際には察していただき、しつこくするのはやめていただきたいです。
第2位
スタイルがイマイチだったり気に入らない場合に直接言っていただければ誠心誠意対応させていただき直させていただきますが、おっしゃっていただけずにネットなどで散々な悪口を公表されてるお客さま。
ご満足いただけなかったこちらに落ち度があるのは承知ですが、ネットに悪口を書かれますと時と場合によっては、お店が潰れてしまうほどの大打撃をうけてしまいます。
そのあたりは手加減いただきたいものです。
第1位
営業時間ギリギリに滑り込んできて無理難題をおっしゃるお客様。美容師も人間ですので時間外に無理難題を求められるのは辛いです。
本当にあった怖い話。
アシスタント時代先輩美容師のカットモデルを捜しに街にモデルハントに行っていた頃、綺麗なモデルさんをゲットし皆喜んでいたのですが、スタッフの1人がそのモデルさんに手を出してしまいました。
その時は彼氏はいないと思っていたのですが、実際は暴力的な彼氏がおり、モデルさんは浮気をしたとのことでボコボコに暴力をうけ、その彼氏はさらに美容室にも乗り込んできたことがあります。
警察沙汰になりお店もその日は営業できずに他のお客様にも大変ご迷惑をおかけする事態となってしまいました。
タッフに怪我はありませんでしたが、1人の身勝手な行動により他のスタッフ、お客様に大変怖い思い、ご迷惑をおかけし、皆一人一人の行動や言動を見直すきっかけになった事件でした。
美容師で1番大変なこと
やはり体力面が1番大変だと思います。とにかくたち仕事ですので、体力がないと勤まりませんし、アシスタント時代は夜遅くまでレッスンをする必要がありますので体力がないと、続かない仕事です。
たくさん入社しても半年ももたずにバタバタとやめてしまうことが多く、働き方改革が必要な業界の一つです。
まとめ
2名の美容師さんのホンネが語られましたが、いかがでしたでしょうか。意外でしたか?それとも想像通りでしたか?
ふだん美容師さんに接する機会は多いですが、このような本音を聞ける機会はなかなかありませんよね。楽しんでいただけましたら幸いです。
今後も、他の職業の方の本音トークをご紹介していければと考えております。