台風の季節ですね。
台風と言えば沖縄。
沖縄に観光・旅行を計画している場合は、台風の季節は気になります。
いったいいつが沖縄の台風シーズンなんでしょうか。
そして、沖縄に台風がきたときの対策は?
気になる情報をご紹介します。
沖縄に台風が上陸しやすい時期は?
台風の「上陸」と「接近」の違いはなに?
気象庁の定義によると、台風の接近とは、各地にある「気象台」という天気予報のデータを集めている場所から、半径300KM以内に台風の中心が入った場合を言います。
一方上陸とは、「台風の中心が北海道・本州・四国・九州の海岸線に達した場合」を言います。
小さいや半島を横切って短時間で海に出る場合は、上陸ではなく「通過」と言います。
実は沖縄への台風上陸数はゼロ!?
「沖縄に台風が上陸する時期はいつ?」と気になりますが、実は、沖縄への台風上陸はゼロなんです。
もちろんこれは、沖縄には台風が来ないという意味ではなく、沖縄に台風が来ても「上陸」という言葉は使わない、という意味です。
先ほどご説明したとおり、台風の上陸とは、「台風の中心が北海道・本州・四国・九州の海岸線に達した場合」を言いますので、いくら沖縄を通過しても「上陸」とは言わないんです。
沖縄は小さい島の集まりですので、台風が上陸した場合は「通過」と呼ぶんですね。
なので、沖縄に旅行する際に台風が気になるのであれば、台風接近の情報を調べればいいということになります。
沖縄に台風が「接近」しやすい時期
気象庁のデータによると、2017年まで7年間の、月ごとの沖縄への台風の接近数はこのようになっています。
年間6個から11個の台風が接近しています。7月から9月までまんべんなく分散してますね。何月が一番とは言えない感じです。
こちらは、1951年から2008年までの過去57年間の沖縄への台風接近数です。
主な島ごとの統計になっていますが、こう見ると8月が一番多いですね。
ちなみに、この期間、日本では1537個の台風が発生していますが、沖縄にはそのうち28%が接近しているんだそうですよ。4つに1つは沖縄に大きな影響を与えてるということです。
やっぱり沖縄は台風とは切っても切れない地域なんですね。
沖縄に台風が接近したときの状況
東京などで台風が接近したり上陸したりすると、毎年大きな被害が出たり生活に支障が出たりしますが、沖縄ではどうなんでしょうか。
沖縄は、ダントツの台風接近数を誇るにもかかわらず、毎年それほど多くの被害が出ないことでも知られています。
それはやはり、沖縄の人たちが台風に慣れていて、十分な対策がされているからと、氾濫する規模の河川の数が少ないことがあげられます。
家の構造も、平屋で低くしていたり、屋根瓦も重いものを使い、そう簡単には飛ばされないようになっているんですね。建物が鉄筋コンクリート造りが多いのも特徴です。
また、沖縄には電車がないため、公共の足であるバスの状況が生活に大きなウエイトを占めます。そのため、バスが運休すると、自動的に沖縄中の会社や学校が休みになるというシステムも出来上がっています。
台風が滞在する日にちも長いので、沖縄の人たちは、台風で外に出られない期間中、たとえ停電時であっても、室内でいかに楽しく過ごすかの知恵が、幼いころから身についているそうですよ。
なので、仮に沖縄で台風が接近したとしても、東京など都会のように、慌てることはなさそうです。
ただし、都会ではあまり停電はないですが、沖縄では停電は当たり前だそうですので、その点だけ気を付けた方がいいようです。
まとめ
沖縄に台風が接近するのは、過去のデータからは8月が一番多いとの結果になりましたが、ここ数年では7月9月も同様に多く、安心はできない感じです。
特に、2017年は7月に3つ、10月にも2つの台風が上陸しています。
3つと言ったら10日に1度は台風が接近していることになり、台風の滞在日数を考えると、7月のほとんどが台風の影響をうけていたことになりますね。
夏の暑い時期であれば、いつ台風が接近してもおかしくない地域ですので、台風を避けるというよりは、台風が来ても大丈夫なように準備が必要です。
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