いよいよ本格的な冬!つら~い底冷えの季節がやってきましたね。特に、足元の冷えは女性にとってとてもつらいもの…。
そんな足元を温めてくれる強い味方といえば「床暖房」。最近はマイホームを建てるときに床暖房をつけるご家庭が多くなりましたよね。
でも、「床暖房の電気代っていくらかかるの?」「こまめに消すより、つけっぱなしの方がお得になるって本当?」なんて疑問があって、床暖房をつけようか迷っていませんか?
そうですよね。寒い冬を快適に過ごせるのは魅力的だけど、電気代が高いのは困りますよね。
そんな悩めるあなたのために、床暖房にかかる電気代や、床暖房の電気代を節約するポイントをご紹介します。ぜひ参考になさってくださいね。
畳数別、1ヶ月あたりの床暖房電気代
床暖房には「電気ヒーター式」と「温水式」の2種類があるってご存知ですか?
「電気ヒーター式」は、その名の通りですが、床を電気で温めるもの。「温水式」は、電気やガスで温水を作って、それを床下のパイプ内で循環させて温めるものです。
電気ヒーター式は、キッチンやトイレや脱衣所などの狭くて短時間だけ使う場所、温水式は、リビングやダイニングなどの広くて長時間使う場所に適しているんです。
では「電気ヒーター式」と「温水式」、それぞれ1ヶ月にどのくらい電気代がかかるのか、畳数別にご紹介しますね。どちらも、条件は同じとします。
- 室温はおよそ20度に保つ
- 床温度は30度に設定
- 1日8時間連続使用で30日間
電気ヒーター式
・8畳 約6800円
・10畳 約8500円
・12畳 約8500円
・16畳 約11500円
電力会社や料金プランによって金額は変わってきますが、16畳だと月に1万円を超えてしまいました。
温水式
・10畳 約3900円
・12畳 約4900円
・16畳 約6500円
温水式の方が、電気ヒーター式より安いですね。広くなればなるほど、その差は大きくなってしまいます。
床暖房はつけっぱなしの方がお得?
「暖房は使わないときはこまめに消した方がいいんじゃないの?」と思いますよね。実は、床暖房はつけっぱなしの方がお得なんです。
床暖房の消費電力が一番大きいのは、冷え切った家を一気に暖めようとする最初の30分~1時間。エアコンも同じですよね。
このとき、設定温度や外気温にもよりますが、室温が安定してからと比べて1.5倍~2倍の電力を使っているんです。
だから、せっかく床暖房で暖めた部屋を冷やしてしまって、また床暖房で暖め直して…というのは、とても電気代が高くなってしまうんです。
床暖房はこまめにつけたり消したりするよりも、連続して使用して部屋を暖めておいた方がお得ですよ。
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床暖房の電気代節約ポイントとは?
床暖房は快適だけど、電気代が高いのは困りますよね。「冬にかさむ電気代、少しでも節約したい!」
そんなあなたのために、床暖房の電気代の節約ポイントを5つご紹介しますね。
エアコンとの併用
床暖房は部屋全体が暖まるまでに時間がかかります。だからつい、最初は設定温度を上げてしまう…なんてことも。
床暖房は最初の1時間の電気代が高いので、この時間はエアコンを併用して部屋の空気を早く暖めてしまいましょう。
部屋が暖まったらエアコンは消してくださいね。忘れないように、1時間のタイマーにしておくのがおすすめですよ。
設定温度を下げて連続使用
床暖房はこまめに消すより、連続使用した方が電気代がお得。といっても、設定温度が高いままで連続使用していると、やっぱり電気代は高くなってしまいます。
部屋が充分に暖まったら、設定温度を少し下げて、つけっぱなしにしましょう。足元が温かいと寒く感じにくいので、他の暖房器具より設定温度を低めにしても大丈夫ですよ。
窓を断熱する
窓って薄くてとっても冷たいですよね。実は、部屋を暖めるのに窓の断熱対策はとても重要なんです。
せっかく暖めた空気を外に逃がしてしまうのはもったいないですよね。窓に断熱シートを貼ったり、カーテンを厚手にする・二重にするなどの方法で、熱が逃げない工夫をしてみてくださいね。
カーペットを敷かない
小さなお子さんがいたりペットを飼っていると、防音や傷防止のためにカーペットを敷いているご家庭が多いですよね。
でも、カーペットを敷くと床暖房の熱が伝わりにくくなってしまうんです。
カーペットの種類によっては床暖房では使えないものもあるので注意してくださいね。カーペットを敷く場合は、熱に強いものを選んで部分的に敷くのがおすすめですよ。
電力会社や料金プランを見直す
電力会社や料金プラン、たくさんありますよね。この機会に見直して、あなたのご家庭に最適な電力会社・料金プランを選びましょう。
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まとめ
床暖房はとても暖かくて快適。でも、他の暖房機器と比べるとちょっと電気代が高めです。
せっかく床暖房があるのに「電気代が高くて使えない~」なんてもったいないですよね。ちょっとした工夫で、床暖房の電気代は節約できます。
部屋を暖かくするためには、床と窓の対策が大事です。上手に床暖房をつかって、寒い冬でもお得に暖かく過ごしてくださいね。