貯金や毎月家計の管理をしていても、黒字にするには苦労しますよね。少しでもプラスにするためには収入を増やすのも大事ですが、なかなか思うようにいかないものです。
そこで多くの人が始めるのが節約。中でもまず初めに見直されるのが食費です。
毎日のことだから塵も積もれば…で思い立ったらすぐにでも始めやすい項目ですよね。しかし、注意をしないと節約どころか逆にお金がかかってしまう事も!
この記事では食費の削減を意識し始めた人が陥りがちな失敗パターンと、節約のプロが常備している人気のストック食材をご紹介します。これを読めばあなたも黒字家計に出来るかも!
今の食生活を見直すポイントとは?
節約のためにとなんでもかんでも実行すれば成功するわけではありません。ここでは失敗経験者が多い、勘違い節約をまとめてみました。
もしあなたの節約が当てはまるようならすぐに違う方法に切り替えた方が良いですよ?。
予算の設定
「食費を減らさなきゃ!」と思ってもなんとな?くやっていると、節約できているのかどうかもなんとな?くしかわかりません。
まずはきっちりと1ヶ月の予算を決めること!
予算がわかっていれば、お給料日前にオーバーしてしまうか否かもわかりやすいですよね。
しかし、極端に予算を削減すると今までとのギャップが大きくてストレスになってしまいます。
節約は続けることで黒字家計に近づくので、2000?5000円程度マイナスに設定して始めてみましょう。
特売のハシゴ
チラシをくまなくチェックして特売を見逃さない!…のは悪くないですが、特売につられて毎日安い物を買いに行くのはダメ。
不思議と特売を狙って行ったのに、他の物も意外と安くて買ってしまったいう人は多く、結果的に予算オーバーしてしまうんです。
安く買えると食費は安くなるかもしれませんが、消費税は毎回掛かりますよね?その分が積もり積もればお野菜もお肉も買えちゃいます。(私も気をつけよ)
それに食費節約のための交通手段が車なら、ガソリンの消費も考えなくては赤字に近づいてしまいます。
近くにスーパーが無かったり、お子さんが小さいならネットスーパー予算をしっかり決めておけば値段も自動で計算してくれるので買い過ぎを防げます。
ただし送料は掛かってしまうので、自分が使える送料が安くなる手段を見つけましょう。
固定観念が強い
ハンバーグには小麦粉・卵・パン粉。チンジャオロースにはたけのことピーマンと…この様に、基本のレシピに忠実にすれば美味しいのは間違いないでしょう。
しかし素直に繰り返していれば当然コストは掛かりますし、食費を減らすのは難しいです。
そこで、たけのこは入れずにもやしで代用したり、お肉を安い胸肉に変えれば安くて低カロリー。
ハンバーグにはつなぎとして少しご飯を入れればOKですし、豆腐を入れればかさ増しできるのは節約主婦では有名です。
美味しいご飯を作るのは大事ですが、固定観念を少し崩して他の食材で代用すれば安く作れます。好みはあるでしょうが、基本的にはベースの味が同じなら大丈夫!
食事の回数を減らす
1日3食以上摂っているなら減らしましょう。しかし3食以下なら逆効果です。
食べないと決めても仕事や育児をしているなら3日もすれば限界が来ますし、しっかり食事をしなければ仕事に影響が出たり、体調不良になってしまいます。
体調を崩して病院に行っては医療費が掛かりますよね。更に栄養失調になって検査だ点滴だとなれば費用は一週間の食費になることも。
それならしっかり食べてパワーを付けるほうがマシです。食事を抜くよりも夜に食べる量を減らす方が、体にもお財布にも優しいですよ。
食品ロスを減らす
最近社会問題にもなっている食品ロス。これは家庭内でも起こっているのを知っていますか?
食材の在庫管理ができていない事や、忙しくて調理をする暇がなくて食材を腐らせてしまい、せっかくお金をかけて購入しても最終的にはゴミ箱行きとなってしまうんです。
- 安かったからと言って買いだめし過ぎない
- 使い道が多い食材を選ぶ
- 賞味期限を切らしやすい食品は使いきりサイズを買う
これを基準にして買い物をすれば冷蔵庫内の管理もしやすいですし、食品ロスを防げます。
冷蔵庫は見やすいくらいスッキリさせて、冷凍庫はパンパンの方が節電にもなるんですよ。
私は忘れっぽいので期限が近いものやその日使いたいものは、必ず冷蔵庫を開けてすぐ目に入る段に置いておきます。
ちょっとだけしか使わないけど、欲しい物は100円均で買うのもありですよ。
スーパーより値段は安定しているからいつ行っても100円以上にも以下にもなりません。それに少量サイズでも期限内で使いきれなければ【今後は無くても良いもの】と判断しやすくなります。
値引きされたものを買うのも節約に繋がりますが、買ったその日に食べなかったせいでお腹を壊して医療費が掛かってしまった人もいます。
その日のうちに食べる・使えるものか冷凍できるものだけ買いましょう。まずは自分の家の食品ロスを見直せば、ついでに社会貢献にもなりますね。
自分に合っていない節約
今は様々な節約の仕方がありますが、自分に合う・合わないが必ずあります。
私はそれがわかるまで何回も失敗もしましたが、自分に合ったやり方に出会えた時は節約も楽しくなりました。
特に流行りの作りおきが気になってチャレンジした時もありましたが、子供はまだ幼いうえにお昼寝をしても私が隣で寝ていないと30分も寝ずに泣いて起きる子なので、まとめて作る余裕は無し。作りたいのに作れない事にイライラしていました。
「これは私には合わない」と気づいた時に即終了!今は食材を買ったら早めに使いやすいように下準備だけ済まして冷凍しておくやり方に変えました。
私は料理が大好きなのでSNSを見ているとどれも素敵で実践したくなります。
でも出来ないことも多々あるので「全国の主婦が投稿しているわけじゃないしね?」と目の保養程度に見る事にしました。
あなたももし、私のように上手くいかない時は、スパっと割りきって他の方法を試してみてくださいね。
無理をしない
毎日自炊は確かに安くなります。でもどんなに忙しい時でも毎日きちんとしていてはいずれ疲れてしまいますよね。
自炊が疲れるのは工程が多いせいもあります。それが原因なら野菜をカットしたり火を通す工程を省いてしまえばいいんです。
カット野菜は少し高めかもしれませんが、コンビニの安いおにぎりと変わりません。加熱をレンジに頼ればその間他のことが出来ます。
他には少しでも節約生活が続くように、週一でも調理が楽なメニューにすると気持ちにゆとりができますよ。
私は子供の習い事の日は一緒に行かなくてはいけないので、その日は帰ってから焼くだけの餃子や魚にしたり、メインは仕込んでおいて副菜は盛りつけるだけの物に頼っています。
何事も適度に適当に…が一番です。
節約名人たちがストックする食材ランキング!
食費の節約には使い回しが利いて、家族に人気の食材をストックすることもポイントです。
そこで!どんな食材がストックに向いているのか、節約名人の人気ストックをランキング形式でご紹介します。あなたもこれからのお買い物の参考にしてくださいね!
1位 根菜
常温で日保ちがするのであると便利な食材の一つです。
特に人気なのがじゃがいも・玉ねぎ・人参の万能根菜達。色々な料理に使えますし、炒めても煮ても良いのであって困ることはありません。
私もよくストックしていますが、スーパーで特売する率も高いので本当に助かります。
じゃがいもはそのまま冷凍すると食感が変わってしまうので、マッシュにしてからがおすすめ。他の根菜は好みにカットしたらそのまま冷凍できますよ。
2位 肉や魚
安い時に買っておいて冷凍すればいつでもメイン料理に使えます。
買った時に小分けにして冷凍しておくと使い過ぎ防止になりますし、朝ごはんやランチにもサッと使えて便利です。
特にメイン料理は肉か魚以外認められない我が家では無くてはならない存在です。
3位 加工品
ソーセージやベーコンは焼くだけで完成しますし、パンもご飯も相性が良い加工品はサイドメニューにもトッピングにも使いやすくて、子供受けもいいですよね。
しかも冷凍できるので食材ストックとしては欠かせません。
元々加熱済な物がほとんどなので、使いたい時はレンジで温めるだけでも食卓に出せるから忙しい朝には無いと困っちゃう食品です。
4位 油揚げ
意外な食品が…と思うかもしれませんが、油揚げのアレンジはかなり多いのを知っていますか?
ピザ生地代わりにしたり、油揚げにお肉やマッシュポテトを詰めてあげれば簡単コロッケ!
調味料で煮こめばおいなりさん。お味噌汁の具や炊き込みご飯にと幅広く活躍してくれます。
私は買って帰ったら半分カット・短冊カットの2種類にしてから冷凍しています。使いたい時すぐ使えるように、油抜きをしてから冷凍しておきましょう。
5位 パン
特売の対象になりやすく、そのまま冷凍してもくっつかないので使う時も楽に取り出せます。
おろし金やフードプロセッサーを使えばパン粉にもなるし、サイコロカットならクルトンに変身。応用が利いて安いので主婦のストック率は高いようです。
私は値引きされている時に買って翌朝食べたら残りは即冷凍します。
6位 豆腐
元値が激安でそのまま食べられるし、ちょっとアレンジするだけでも一品にもなります。
そして節約に欠かせないかさ増しにも使える万能食材です。
ローカロリーなスイーツも作えて、冷凍すれば節約唐揚げにも!火が通るのも早いので節約・時短にと大活躍です。
7位 きのこ
冷凍すると旨味成分がアップする安くて便利なお野菜。
私はエリンギやしめじを安い時に買っておき、適当にカットしてから保存しています。生のまま冷蔵しておくとカビやすいので、すぐ小分けにして冷凍すれば食品ロスになりませんよ。
8位 ツナ缶
缶詰なので他の食材と比べてかなり日保ちがします。和洋折衷どんな料理でも相性が良く、加熱済みだから即使えるのが最高です。
流行りの無限シリーズに使えるし、マヨネーズと和えればサラダやおにぎりの具にも。
開けたら半分使って残りを冷凍しておけば便利ですね。
9位 卵
スーパーでは週に1度のペースで安売りしてくれる主婦の味方食材です。
調理は簡単なのに子供が喜ぶ一品になるし、お弁当では入っていて当たり前なレベルです。ゆで卵にすればサンドイッチやタルタルソースにもなるのでアレンジ自在。
ただ冷凍に向かないので、期限が近くなったら加熱して1?2日くらいなら日保ちしますよ。
10位 パスタ
乾物は常温で長持ち。余程の年月が経たない限りカビたりしないので管理しやすくて助かります。茹でてサラダやグラタンに。ランチのメインでも人気ですよね。
豆腐と比べてもかさ増しに使えるのに食べごたえがあるので、節約メニューでも満足してもらえる食材でしょう。
まとめ
いかがでしたか?節約にも色々あって、どれが自分に合っているのか試してみないとわかりませんよね。
私は主に食品の底値を決めておくようにしています。そうすれば、もしスーパーに行った時に底値より高かったら「今日はやめておこう」とブレーキがかけられるからです。
その代わり誕生日や体調崩した家族の要望なら底値は無視して買っています。
生活環境も性格も十人十色。他にも失敗している人は大勢居ます。なので、周りを気にせず自分流を探して試してみましょう。
まずは節約の人気ストック食材を重点的に買うようにしてみるのも良いですね。来月の家計で少しうれしい変化が出ているかもしれませんよ。
もし失敗しても月が変われば気持ちも家計もリセット!また気持ちも新たに頑張りましょう! 同じ主婦として私も試行錯誤しながら節約しま?す!