甘いものって、「砂糖って身体に悪い」というのは最近特によく言われます。
「砂糖依存」「麻薬よりも強い依存性」などと言われて、「砂糖をなんとか断ちたい」と思いますよね。
でも、いくら身体に悪いことがわかっていても、いざ砂糖断ちをしようと思っても、なかなか上手く砂糖断ちできなくて困っていませんか?
というのも、私も砂糖断ちをしたことがあるので、その気持ちとってもよくわかります。
だけど、砂糖断ちをすることで得られる効果って本当にたくさん。美容面でも20年30年経った後のシミ・シワのでき方に差が大きく出ることも分かっています。
やっぱり、自分だけ早く老けてしまったなんて絶対に嫌ですよね…。
砂糖って本当に「わかっているけど辞められない」そんな私も、色々と試してみて本当に何度も挫折しました。
砂糖断ちが耐えられなくなって、お菓子のファミリーパックを丸ごと食べきってしまったりなんて失敗も…。
そんな砂糖依存から抜け出すことができなかった私ですが、そのたびに、作戦を立て直してやっと、まずは3日間、1週間、1か月、と少しずつ「砂糖断ち期間」を増やすことに成功しました。
一度、長期間の砂糖断ちができると、その後は例えば付き合いの外食で食べても、その後はこれまでのような依存的な食べ方はしなくなったんです。
嘘みたいに、少量の砂糖でも満足するように体が変化したんですね。
そこで、今回はそんな私と同じように砂糖断ちをしたいけどなかなか上手くいかなくて困っているあなたのために、私が実際に実践して成功した「砂糖断ち」のやり方をご紹介します。
砂糖依存から抜け出して、病気知らず・老け知らずになりましょうね。
本気で砂糖を断ちたい!砂糖断ちをするやり方はこれ!
私が成功したのは「順番を決めて徐々に砂糖断ち」
実際に、そんな色々試した私は、最終的にこの流れを取り入れたことで徐々に砂糖断ちすることに成功しました。
というのも、いきなり「砂糖ゼロ」となると、どうしても甘いものが欲しい欲求が強くなってしまって挫折するからなんです。時間はかかりますが、このやり方は確実に砂糖断ちできます。
1.まずは一か月人口甘味料を辞める
恐らく驚かれると思います。砂糖の前に人工甘味料を一切やめることから始めることを強くオススメします。そうなんです、一般的に普通は逆ですよね。
砂糖の代用品として「パラスイート」や「ラカント」「エリスリトール」「スクラロース」「アセスルファムK」など、カロリーゼロの人口甘味料がよくおすすめされています。
でもこれは大きな落とし穴です。その場しのぎのやり方でしかありません。何も、砂糖依存への根本の解決になっていないんです。
というのも、人口甘味料ではカロリーが減っただけで「甘いものが食べたい」という依存性が解決されていないんです。
そのため、結局のところ味覚も欲求も変わらないので調味料や外食で砂糖を食べると、もう止まらなくなるんです。
私も、一番初めの砂糖断ちのやり方で挫折したのはここでした。また、せっかく砂糖断ちをして美容と健康を手に入れたいのであれば、人口甘味料を摂っていると身体にいいとは言えませんよね。
2.家の中の料理・おかし作りに使う「白砂糖」を置き換える
次のステップは家の中の白砂糖を、すべて置き換えることです。この時、おすすめは「きび砂糖または甜菜糖」と「本みりん」です。
本当は「砂糖」自体をすぐにでもゼロにしたいところですが、挫折しないためにワンクッション置くといいんです。
というのも、この順序が後から考えると本当に大正解だったからなんです。その理由はステップの最後でご紹介しますね。
とにかくまずは白砂糖自体の在庫をゼロにして茶色いお砂糖に切り替えます。
甜菜糖やキビ砂糖は白砂糖に比べて血糖値の上昇がゆるやかで比較的身体にやさし、ミネラルも残っています。料理もおかし作りも、白砂糖と同量で置き換えができるのでとっても簡単ですね。
一度、白砂糖をゼロにして置き換えてしまえば、すぐに使い切るようなものではないので、しばらく継続することができます。3か月以上は続けてくださいね。
3.家の中の調味料の「砂糖入り」をゼロにする
ここから少し難易度があがります。ジュースにお砂糖が入っているのはもうご存じだと思いますが、ドレッシングや焼き肉のたれなどの調味料って、想像以上に砂糖がたっぷり入っています。
これから新しく買う調味料は、必ず裏面の原材料をチェックして砂糖が入っているものを徹底的に避けてみてください。
これ、なんにでも入っているので意外と難しいです。なので、徐々に切り替えてみてください。
ドレッシングを辞めて、レモン果汁とオリーブオイルでサラダを食べてみる、バルサミコ酢にチャレンジしてみるなど、インスタにもアップしながら楽しんでみると続きます。
ちょっと高価だったりするのですが、砂糖断ちによって得られる効果を考えると、高級美溶液を買い続けるよりも実は遥かに安いですよ~。
ここでちょっと注意してほしいのが、人口甘味料・砂糖とご紹介しましたが、ぜひ避けて欲しいのは「ブドウ糖液糖」です。
これは、とうもろこしから作られた人工甘味料のひとつなのですが、実は白砂糖よりも厄介ものです。
味は遺伝子組み換えの輸入とうもろこしを使っていて、甘みが強烈なのが特徴です。飲料はもちろん、調味料にさえも大量に使われています。
実はその強烈な甘さに依存性がとても高く、血糖値の上がり方も非常に大きい食品です。いくら砂糖を無くしても、これが入っていると意味がないので要注意です。
4.おやつをシュガーフリーに徐々に切り替える
ここからやっと、本番のおやつの砂糖断ちです。なぜここまでステップを踏んだかというと、実は砂糖断ちをするためのすごく大事な身体の変化を起こすためなんです。
ここまでこのやり方を達成できると、すでに大きな身体の変化が起きているはずなんです。
それは「味覚の変化」です。例えば目をつぶって白砂糖とキビ砂糖の味の違い、食べてみてわかりますか?
白砂糖だけではなく、人口甘味料のえぐみや、ブドウ糖液糖がはいっている商品の食べた後のべたべたするしつこい不自然な甘さ、わかりますか?
私も実は全くわかりませんでした。「白砂糖を使っているものはすぐわかる」という料理人の友人に言われて初めて、自分の味覚がひどく劣っていることに気づいたほどです。
でも、この流れで少しずつ味覚を研ぎ澄ましていったことで、やっと、この砂糖の味の違いすらもわかるようになりました。
この味覚を変えることが、根本的に砂糖断ちをするためにとっても必要なんです。
味覚が変わったことで、やっと、砂糖を使っていないおやつが「美味しい!」と満足できるようになったんです。
それまでって、シュガーフリーの表記のお菓子って「本当に不味い」と思っていました。ナッツがこんなに甘いなんて知りませんでした。
だから、砂糖断ちが続かなくて何度も挫折していたんですよね。特に白砂糖は、食べた後にべたべたと気持ち悪い甘さがしつこく残ります。
だから、このやり方で自分でも驚くほど甘ったるい食べ物が美味しく感じなくなるんです。「自分で望んで食べたいと思わなくなる」これが本来の砂糖断ちの大事な目標です。
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砂糖断ちのおやつの代用品におすすめはこれ!
砂糖を使わないおやつって、少しずつ増えてはきたもののまだまだ意外と少ないですですよね。
シュガーフリーのクッキーやエナジーボールが手に入れば一番嬉しいですが、なかなか高価で販売店も少ないのが現状です。
スーパーフードを取り入れる
なつめ・クコの実・ナッツ類、ドライフルーツなどスーパーモデルになり切ってちょこちょこ食べるのはやっぱり一番の砂糖断ちおやつにぴったりです。これなら手に入りやすくなりました。
それでも初めはどうしても、ちょっと甘みが足りないと思っちゃいますよね。
そこでおすすめなのは、干し芋です。実は、私は長くオーガニック食品店に勤めていたのですが、これ、シュガーフリーを実践している方にとても人気でした。
バナナだけで作れるノンシュガーアイスがとっても甘い
手作りおやつを作る場合は、バナナやドライデーツの甘みを取り入れるといいですよね。
私のおすすめは、バナナだけで作るアイスです。どうしてもアイスが食べたい時にためしてみてください。
やり方は本当に簡単。フォークで一口大にしたバナナをジップロックに入れて凍らせます。凍ったら、手でもみもみ潰すだけ。これだけで、お砂糖も生クリームも使っていないのにもっちり甘~いアイスの出来上がりです。
欲しくなった時に我慢できるやり方を用意しておく
食べたくなったら歯磨きしちゃうのが最も効果抜群
例えば食後に何か甘いものが食べたくなる時ってありますよね。それは実は、脳や身体がほしがっているわけではなく「ただのクセ」なんです。
そんな時は、歯磨きをしてみましょう。すっきりとしたら、意外と食べたい感覚はなくなりますよ。なので、ここぞ我慢しなきゃって時は、ぜひ歯磨きをしてみてください。
お茶・スパークリングウォーター
甘い香りのフレーバーティーやフレーバーコーヒーはお砂糖なしでも満足感があるので、甘いものが欲しいって時の代用品に大活躍です。
甘みのついていないスパークリングウォーターも満腹感と満足感が満たされるのでいいですよね。
チーズやチキン、ヨーグルトなど良質なたんぱく質は空腹もおさまる
どうしても何か食べたい時、ぜひ思い出して欲しいのが良質なたんぱく質です。
例えば、コンビニでも砂糖が入っていないギリシャヨーグルトが買えますよね。この脂肪分を取り除いたギリシャヨーグルトって、とっても良質なたんぱく質。
サラダチキンやチーズも良質なたんぱく質です。もちろん砂糖が入っていないもの、化学調味料が入っていないものを選んでください。ナッツも良質なたんぱく質です。
実はたんぱく質を摂ると、食欲を抑えることができるんです。何かどうしても甘いものが食べたいって言う時のキーワードは「良質なたんぱく質」を探してみてください。
空腹でサーチュイン遺伝子を働かせる!空腹は一番の調味料!
砂糖断ちをする時、空腹を楽しんでみるのもおすすめです。というもの、空腹の時に働く「サーチュイン遺伝子」が長生き遺伝子・若返り遺伝子とも呼ばれます。
これは空腹の時に、このサーチュイン遺伝子が活性化することで古い細胞が若返ったり、免疫力をアップしたり、シミ・シワの改善に繋がったりととにかく嬉しいことがたくさん。
また、空腹は一番の調味料、いつもより甘み少なめの料理でも空腹で食べるとその素材の美味しさを感じていつも以上に美味しく感じることができます。
甘いものが欲しくなった時、この若返り遺伝子を働かせるためには空腹が必要、とちょっと思い出してみてください。ちょっと空腹が楽しんでみるのも大事な砂糖断ちのステップです。
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まとめ
砂糖断ちのやり方について、私が実際に実践して成功したものだけをご紹介しました。
ひとつでも、できそうなやり方から始めてみるのもいいですよね。砂糖断ちによる嬉しい効果は本当にたくさん。ぜひ、継続できるように試してみてくださいね。