もうすぐ節分の季節ですね。最近では恵方巻きを食べる習慣もだいぶ広まっていますが、豆まきの準備は大丈夫ですか?
「どうせやるならガチでやりたい!」というあなたにお助け情報!
豆まきの鬼を本格的に演じるために知っておきたいやり方やあれこれをお伝えします。ぜひ参考にしてみてください。
豆まきの鬼をするときの恰好や準備するものは?
豆まきの鬼と聞いてイメージするものはどんな姿ですか?
私がイメージする豆まきの鬼は、昔話の「桃太郎」にでてくる鬼のイメージと同じようになってしまうのですが、しましまパンツを履いていて、ごつごつして硬そうなこん棒を持っている姿です。
節分の豆のパッケージに描かれていたり、スーパーの装飾などでも毎年見かけるものなのであまりみなさん変わらないんじゃないかと思います。
みんながイメージするこの節分の鬼の格好は、風水に由来するものなんです。
豆まきは鬼を追い払うためにするものですよね。ターゲットの鬼が住んでいると言われるのは、風水で鬼門と呼ばれる北東の方角です。
北東の方角は、十二支を使った方角のあらわしかたで言うと丑寅(うしとら)の方角になります。
ゆえに、
牛の角=こん棒
トラ柄のパンツ
を鬼が身につけているんです。知っていましたか?
ですので、節分の鬼の役をやるなら牛の角にみたてた棒(新聞紙で作れば安全)とトラ柄のパンツ(半ズボン?ハーフパンツ?)が必須ですね。あわせて、こわーい顔をした鬼のお面があれば完璧です。
鬼の役をやる人ですが、お父さんだったり、子供だったり、年長者だったり、新人さんだったりそれぞれで違うと思います。
本来の豆まきでは、鬼は目に見えないもの=「邪気」という意味なので、鬼の役をする人はいませんでした。その代わりに豆をまく人が決まっていて、その役は家長や年男が家族を代表してやっていたんだそうです。
このように鬼の役には誰という決まりはないので、その時々でみんなが楽しんで豆まきをできる配役ができれば良いですね!
これで完璧!豆まきで鬼をやる際のやり方や動き方のコツ
鬼の格好や鬼の配役がかたまったら、鬼役の人はとことんみんなを怖がらせて豆をぶつけられちゃいましょう。
ここでは本来の豆まきになるべく近いかたちでできるように説明していきますね。
豆まきをするときには、鬼の役の他にも豆をまく人の他に、窓を閉める担当の人も決めておきましょう。
先ほど豆まきで追い払う鬼は目に見えない「邪気」だとお伝えしましたよね。この邪気は窓やドアから家の中に入ってこようとします。
家の中に邪気を入れないようにするために、家の中から豆をまいて追い払い、窓を閉める担当の人はすぐにピシャっと窓やドアを閉めてください。
豆まきを始める時にはまず、家の外につながる窓やドアを全て開けましょう。玄関から遠い奥の部屋から豆まきをはじめて、豆を投げて鬼を追い払っては閉める、を繰り返します。
最後に玄関で豆まきの仕上げです。豆まきをして鬼をしっかり追い払ったら、きちんとドアを閉めて終了です。鬼を家の中に入れないための豆まきですから、豆は外に向かって投げてくださいね!
ではこれにあわせた鬼の動きですが、大事なことは豆まきの鬼は窓の外から家に侵入しようと脅かし、撃退されるという流れです。家の中に侵入してしまうのは、あまり縁起が良くありません。
鬼は窓やドアの外で雄たけびを上げてこん棒を振り回しましょう!豆まきの本番は夜なのでくれぐれも大きな声をあげすぎないようにご注意を。
豆まきを夜にするのは、夜中の丑三つ時に鬼が来るといわれているのがルーツなんです。
追い払われた鬼は閉めたところからは戻ってこないようにしてください。鬼役を終えて室内に入るときも、できれば鬼の扮装を脱いでから室内に戻りましょう。
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まとめ
豆まきの鬼の役について、本来の豆まきのやり方にできるだけ近づけてお話ししてきました。最後に簡単にまとめておきますね。
鬼のファッションはこん棒とトラ柄のパンツで決まり!
鬼は家に侵入しようとして撃退されるのが役どころ。
豆まきの鬼は、目に見えない邪気を姿にあらわしたものなので、実は居てもいなくても良い役でもあります。キャスティングができない場合は居ないままでももちろん問題ありません。
でも鬼の役をたてるとなったら、とことん脅かして豆まきの夜を楽しんじゃいましょう!