バレンタインやイベント、3時のおやつなど様々な場面で食べる機会の多いチョコレート。作ったときや貰ったとき、すぐには全部食べ切れないから保存をしますよね。
あなたは、どんな方法でチョコレートを保存していますか?意外と、正しい保存方法を知らない方が多いんです!
今回は、勘違いしているかもしれない?チョコレートの正しい保存の仕方、適切な保存温度や保存環境をご紹介していきます。
チョコレートを保存するときの理想の温度とは?
多くの方が、チョコレートが溶けないように冷やしておこうと冷蔵庫で保存しているのではないでしょうか。ただ単に冷やしておけば良いわけじゃないんですよ。
チョコレートを保存するときの理想の温度を解説していきます。
一般的なチョコレートは、保存温度が「15℃~22℃」。温度に加えて、湿度は「45%~55%」で保存することが理想とされています。
チョコレートは急激な温度変化がとても苦手な食材なので、極端に暑い温度はもちろんですが、極端に寒い温度での保存も向いていないんです。
種類別!チョコレートの正しい保存温度
ひとくくりにチョコレートと言っても、たくさんの種類がありますよね。保存温度も種類によって異なってきます。代表的なチョコレート菓子の正しい保存温度を見ていきましょう。
- 板チョコレート 20℃以下
- ボンボンショコラ 15℃以下
- ガトーショコラ 28℃以下
- ガナッシュ 10℃以下
- 生チョコレート 10℃以下
- ザッハトルテ 18℃以下
チョコレートを主に使っている種類は、比較的高めの温度でも保存が出来ますが、チョコレートに生クリームを混ぜて作るような種類は、低めの温度で保存することをおすすめします。
チョコレートを保存するときのオススメの環境は?
チョコレート菓子の裏面に、「高温・多湿を避けて涼しい場所で保管してください。」と記載されているのを良く目にしますよね。それって一体どこなんでしょうか?
高温・多湿を避けるということは、直射日光が当たる場所や室温の高い場所、暖房のついた場所、水回りは避けたほうが良いのは分かりますよね。
家庭内で、「直射日光が当たらない、湿気の少ない涼しいところ」と言えば…。そうなんです!「冷蔵庫の野菜室」なんです。
チョコレートは冷蔵庫に入れると品質が低下してしまうので、夏場以外は冷蔵保存よりも常温保存をおすすめしています。ですが冬場は暖房も付けますし、なんとなく食材は冷蔵庫に保存しておきたい気持ちが誰しもありますよね。
そこで!おすすめの保管場所が「冷蔵庫の野菜室」。冷蔵庫内の温度よりも野菜室内の温度の方が、わずかですが高いのが理由です。
どこに保存すればよいのか迷ったときは、野菜室に保存してみましょう。
より美味しく保存が出来るポイント
ただ単に冷蔵庫の野菜室で保存するよりも、美味しさを保ちながら保存できる方法をご紹介します。
チョコレートは、気が付かないうちに旨味や口どけが劣化してしまいがちです。そんなときにおすすめなのが、「アルミホイル」と「ジップロック」なんです。
チョコレートは光に弱いので、アルミホイルで包むことで光を遮断して、カカオバターの変質を防いでくれる効果があります。
アルミホイルで包んだチョコレートを、ジップロックに入れます。このとき、空気をしっかり抜くことがカギとなります。
チョコレートに含まれているカカオバターは、他の食材の臭いを吸収しやすいので、ジップロックに入れて保存することで、臭い移りをカットするのと同時に防湿の効果も期待できるんですよ。
この方法は板チョコレートやボンボンショコラなどに適した保存方法ですので、全種類に効果が期待できるわけではありません。
チョコレートの種類によって冷やし過ぎないようにしたり、湿度を気にしたり、一工夫加えることで、より美味しさを保つことが出来ますよ。
まとめ
いかがだったでしょうか?たかがチョコレートと思いがちですが、意外と繊細な食べ物だということが分かっていただけたでしょうか。
チョコレートの旨味を逃さないよう、保存温度や保存場所を意識してみましょうね。是非、参考にしてみてください。