毎日、たくさんの洗濯物を一気に洗ってくれる洗濯機、便利なのですが、ちょっとお掃除をさぼると、実はすご~く汚れていたっていう経験ありませんか?
そうなんです、洗濯機って便利な反面、少しお掃除をさぼると見えない裏側は恐ろしい程カビだらけに。
しかも、これが原因で洗濯機が早くに故障したり、洗濯物がきちんと洗えていなくて「臭い」の原因になったり。
お掃除が足りなかっただけで早くに故障して買い替えだなんて、絶対に避けたいですよね。
毎日、家族の洗濯物をたくさん洗ってくれているのに、実は見えないカビが原因でアレルギーを引き起こしていたなんてことも、あるんです。
というもの、私自身、洗濯機のお掃除には実は何度も失敗をしてきました。
何度も試行錯誤を繰り返したのですが、結局はじめの洗濯機はもう何をしても洗浄力を回復できず、10年も使えずに買い替えになってすごく後悔しました。
今では、きちんと洗濯機の掃除を定期的に実施しているので、カビの臭いなんて出ることもなく、室内干しでも柔軟剤でごまかささなくたって、全く臭うことがありません。
凝り性なので、夫婦で徹底的に調べて、とにかく色々実験したのも良かったようです(笑)
そこで今回は、そんな私の経験を基に、洗濯機のお掃除について頻度やきれいを保つポイントをしっかりとご紹介します。
ちゃ~んとお掃除すると、タオルのふわふわが全然違いますよ。ぜひ、試してみてください。
洗濯機を掃除するベストな頻度!
洗濯のプロがおすすめしているのも、洗濯機のメーカーがおすすめしているのも、実はどこでも「1か月に1回の掃除(洗浄)」を推奨しています。
でもそんな「月に一回なんて、実際はそうなの?」って思っちゃいますよね。専用のクリーナーを使うと良い値段もしますし「1か月に1回だなんて早すぎる!」とも思いますよね。
でも色々と試したのですが、私の実際の経験上、結局「1か月に1回の頻度」が一番ベストでした。でも、実際我が家では「梅雨前~気温が高い時期は1か月1回」で「真冬は2か月に1回」にしています。
気温が高い時期に掃除をサボると大変!
5月~10月までの気温の高い時期に、月に1回の掃除をしないでいるとどうなるか?私の体験談をお話しますね。
5月頃からは、気温が一気に上昇して、湿度も梅雨に向けて上がってきます。そうなると、もうカビの繁殖期。増えてからでは、遅いんです。
実は、普段の洗剤を変えてみたり、乾燥機をかけるようにしてみたり、一気に洗浄ができる価格も高い洗濯槽の洗剤を使ってみたり…と色んなことを試してみたのですが、やっぱり、1か月もすると黒カビはしっかり発生していました。
実は、この洗濯機の黒カビ、「表に見えないからまだまだ大丈夫」くらいに思っていたのですが、これが大失敗の原因。
特にこの洗濯機の裏側の黒カビは、たった1日でもあっという間に広がってしまうほどの繁殖力なんです。
カビの大好物は「水分」と「暗さ」、そこに「餌」が揃うと完璧です。
真夏なんて、うっかり洗濯後の洗濯物を1時間そのまま放置してしまっただけで、あっという間に、カビが広がってしまい洗濯物も恐ろしく臭いがでるんです。
さらに困るのは、1年も放置して蓄積してしまったら、もう「一回の掃除・洗浄では取れない」ということ。
こうなるともう、洗濯槽の専用クリーナーを入れて、ひと晩漬けて掃除をしても、中途半端にしか汚れ・黒カビは取れなくなります。
こうなると、3回くらいは槽洗浄を繰り返さないと、取り切れずにどんどん出てきた「ぴろぴろわかめ」のような黒いごみが逆に洗濯物に付いてしまって大変なことになりましたよ。
洗濯機の黒カビは子供のアレルギーの原因に!
そこまで、汚れや黒カビが溜まってしまうと、「洗濯物の洗浄不良」だけでなくアレルギーなどの原因にも繋がってくることをご存知ですか?
これは、私の友人の実際の体験談なのですが、なんと、洗濯機の掃除をしなかったがために子どものアレルギーの原因になっていたんです。
彼女の子どもがしばらく痒がって、アレルギーの発疹が続いていたのですが、色々試した挙句に原因が全く分からすでした。
そんな時に、たまたま洗濯機を買い替えた直後に、さっぱりと治っていったんです。
「まさかそんなところ…」とすごくがっかりとしていたのが忘れられません。「洗濯機の掃除をしていなかっただけで、可哀想なことをしてしまった」と。
洗濯機の清掃は業者に頼む選択肢もあり
そんな洗濯機の掃除の頻度ですが、「絶対忘れる」「そんなにできない」という場合は専門業者に頼んでしまうのもいいですよね。
隅々まできれいにしてくれるので、手間暇をかけなくても新品の洗濯機のようにきれいになるのがうれしいところです。
クリーニング業者の場合、縦型で15,000円~、ドラム式で40,000円~が大体の価格帯です。
専門の業者では、大体が2~3年に1度の頻度のクリーニングを推奨しています。
ただ、400円前後の洗濯槽クリーナーを1か月に一回の頻度で1年使っても4,800円なので、こちらの方が安くは済みます。なので、私たちは「1か月に1回」の頻度での掃除を選びました。
お子さんが小さかったり、アレルギーを持っている場合、そしてうちのように主人の服の臭いが気になる!という場合は、より清潔に保つことがきでる「1か月に1回」の頻度での掃除をすることをおすすめします。
洗濯機のお掃除にぴったりな洗剤の選び方
洗濯機の掃除をする時、「洗濯槽クリーナー」を探しますよね。でも、「酸素系」っと「塩素系」の2種類があって「どっちがいいの?」と悩んだことはありませんか?
実は、この2つ、洗浄力というよりも用途自体に違いがあります。
酸素系は黒カビをしっかり落とす
酸素系の洗濯槽クリーナーは、黒カビに効くのが特徴です。
実際、洗濯機の裏側にびっしりとこびりついているのは、汚れを餌にして育ってしまった黒カビが殆ど。なので、洗濯機のお掃除には「酸素系」を選ぶことをおすすめします。
塩素系は強い殺菌力を持つ
でも、塩素系にもとっても嬉しい効果があります。それが「強い殺菌力」です。
なので、アレルギーが気になる場合や、真夏の臭いが気になるという時は私は時々、2か月に一回ほどの頻度でこの「塩素系」での槽洗浄をしています。
ただし、注意しないといけないのは、洗濯機のメーカーによって推奨が違うという点です。
私たちはいまのところトラブルが起きたことはありませんが、洗濯機の説明書には推奨が載っているので、確認しておいてくださいね。
各メーカー純正の洗剤は高価だけど強力
洗濯機のメーカーが出している洗濯槽の掃除用の洗剤を使い続けているという友人がいます。
彼女は、実際のところ推奨である1か月を守らずに半年に一回の頻度でパナソニックの製品を使っています。
家族構成も、小学生以下の子どもが2人の4人家族なので、洗濯頻度も一般的。
でも、乾燥機を使わなくても、部屋干し臭も全くなく洗濯機もきれいな状態を保っているんです。
特にメーカーが推奨で独自で出している洗剤は、かなり研究がしっかりとされていて、例えばパナソニックの商品では、黒カビを剥がす上に「溶かして」しまうという強力さ。
その代わり、価格は高くなってしまうので私はあまり使っていませんが、時々でも使ってみると効果は歴然です。
一度ですっきりと落ちる高い洗浄力は、メーカーの純正品が、やっぱり一番効果があります。
流行の重曹やクエン酸、セスキなどは使えるのか?
洗濯機の裏の汚れは、見えないところに溜まってしまうこともあり、皮脂汚れやカビ、髪の毛に、泥汚れ…と色んなものが複雑に混ざった汚れとなっています。
流行しているのですが、重曹やクエン酸などは、汚れの種類との相性があり、相性の合わない汚れに効果は殆どありません。
特に、複雑になってしまった蓄積汚れには、洗剤の特性をきちんと理解して使用しないと効果が出ないんです。
上手に使うことができればいいのですが、正直かなり難しいです。なので、やっぱり洗濯機の掃除には専用の洗濯槽クリーナーを使う方が、洗浄力も効果も高いですよ。
日頃からできる洗濯槽のカビ対策!
洗剤の使用量を守るだけで違う!
これ、意外と知らないことが多いのですが、というのも私自身も前まで知らなかったのですが(笑)洗剤の量を守るだけで、黒カビの発生率は変わってきます。
実は、黒カビが大好きな餌となるものに「洗剤」もあるんです。正しい量で使っていれば問題ないのですが、多く入れてしまって裏側にすすぎ残しが蓄積してしまうと、黒カビの美味しい餌に。
洗剤量を適当に入れてしまうとそんな弊害があるので気を付けてくださいね。
洗濯槽の乾燥は重要
洗濯後の蓋はあけておく、乾燥させる、洗濯物は入れっぱなしにしない!ということも非常に重要です。
洗濯機の中が暗く、湿っていると、黒カビの大好きな空間です。さらに、脱いだ洗濯物をそのまま洗濯機に入れて放置してしまうと、汚れや皮脂も黒カビの大好物です。
あっという間に増殖する原因となります。
洗濯が終わってから、洗濯機の中に入れっぱなしにしておくことも同じです。
暗くてじめじめ、増えてしまう環境ですね。洗濯機の蓋は開けて乾燥させて、入れっぱなしは厳禁です。
フィルターの掃除はこまめに
できれば、毎日洗いたいのが糸くずフィルターと乾燥フィルターです。ここには1回の洗濯であっという間にゴミが詰まっています。さらに困ったことに、洗濯機の中なので、湿っているんですね。
そうなんです、これが残っていると洗濯機の中に湿気が残ってしまうので、やっぱり黒カビの大好物…。
なので、できれば毎日。せめて1週間に1回の頻度でもしっかりと掃除することをおすすめします。
危険!こんな症状があるなら今すぐ洗浄を!
洗濯物が臭う!
特に梅雨時、そして真冬ですが、室内干しが増えますよね。そんな時に、これまでなかったのにふと、臭い。
特にうちの主人は鼻が過剰な程、利きすぎるので「いつもと違う、臭い」と全部洗い直しになりました…。
テレビCMでは洗剤や柔軟剤で抑えることができると宣伝していますよね。でも、実際は洗濯機が汚れていると全く意味がないんです。
最近の洗剤は特に使用料が減っていることもあり、洗剤がきちんと全体に行き届かないと実は十分な洗浄力を発揮することができないことがあります。
洗濯機の投入口から正しい量を入れることで、まんべんなく行き渡るようになっています。
なのに、洗濯槽に汚れや黒カビが溜まってくると、「詰まり」が発生してしまい、十分な洗浄力が発揮できず、洗浄不良となってしまっていたんです。
洗剤や柔軟剤の香りがしない
他にも、「なんとなく洗剤の香りや柔軟剤の香りがしない?」「なんか香りが薄い?」ということにふっと気づきました。
これも、まさに洗濯機の汚れと黒カビによる詰まりが原因。洗濯槽の掃除をすると、香りが復活したことで大発見でした。
新品タオルなのになんかごわごわする、という時も柔軟剤の効きが弱くなった証拠です。
ここで柔軟剤を増やすなんて黒カビの餌になってしまって意味がないので、気を付けてくださいね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は、私の数々の失敗談を基に、実際におすすめの洗濯機の掃除の頻度や、洗剤の選び方をご紹介しました。
汚れだけならいいのですが、アレルギーまで出てしまうと大変なので、しっかりとお掃除してキレイを保ってくださいね。