豊川手筒まつりは、愛知県豊川市において毎年8月下旬に行われる花火大会です。おいでん祭とともに「豊川市民まつり」と位置づけられています。
手筒花火は、火薬を荒縄で巻いた筒に火薬を詰めて、打ち上げ師が抱きかかえるようにして打ち上げます。
愛知県三河地方は手筒花火発祥の地と言われ、その地に住む厄年の男性の厄落としとして、古くから各地域で盛んに花火大会が行われてきました。
この記事では、伝統ある勇猛果敢な手筒花火を実際に観に行った私の体験談をご紹介いたします。火の粉をかぶるほどの迫力がある花火大会ですので、是非参考になさってからおでかけください。
メンバー
夫婦二人(50代)で行ってきました。
大迫力の手筒花火の魅力
手筒花火一本の値段は大きさによって違いますが、やはり本厄の方や家族に厄年の方がいる家庭では一番大きいものを頼むそうです。
一番大きいものになると、直径20cm以上、長さは1mくらいで重さも10kg以上と大の男が抱えるのも大変なもので、花火が吹き出るとものすごい迫力があります。
花火を上げた男性は髪の毛が焼け焦げてしまいほど激しい炎が上がります。
終わった手筒は、各自家庭に持ち帰り玄関などにおいて厄除けとして一年以上飾ります。大きい筒が置いてあるとその家の男性はとても勇気があると言われたものです。
車で行くなら駐車場の確保を
普段から電車やバスを利用する地域ではないので車の利用が多く、近くに隣接する公共の駐車場は早い時間からいっぱいになります。
また、スーパーに併設する駐車場なので、買い物客と花火大会に行く人とで交通渋滞も起きます。車で行かれる方は早めに駐車場を確保することをおすすめします。
名鉄線の諏訪駅が最寄り駅になるので電車を利用するのもいいと思います。
手筒花火を間近でみたいのなら有料観覧席
打ち上げ花火は遠くから見ても全体が見られていいのですが、手筒花火を見たい方には有料観覧席(桟敷席)がおすすめです。
2018年の金額は
A席:10名1万4000円
B席:10名1万1000円
自由席:1名1600円(スタンド席)、1名1100円(芝生席)
となっていて、当日券もありました。
三河地方で有名な手筒花火は、近年テレビ番組の撮影もありましたし、芸能人も多く、花火を上げにきたこともあります。
混雑状況はやはり中盤の8時くらいが一番人手が多かったように思います。
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子連れの場合の食事は持参がおすすめ
夕食時ですが、近くにはファミレスが一件あります。普段から一件しかないお店なので、花火大会の時はいっぱいです。当日は屋台がたくさん出ますので夕食は屋台を利用する人がほとんどです。
ただし、小さいお子さん連れの方は飲み物や食べ物を持参することをお勧めします。コンビニが一件ありますが、そこも人が溢れています。
駐車場併設のスーパーでお弁当などもたくさん出ますので、公園などで食べるのもいいかと思います。
子連れの手筒花火の観覧の注意点
数年前ですが、手筒花火を前で見ようとしたご家族に小さなお子さんがいました。十数人並んで行う手筒花火はとても見事で見応え充分なんですが、火の粉がめちゃくちゃ飛びます。
飛び散った火の粉がお子さんの方にまで飛んできて熱い、熱いと大泣きして大騒ぎになったと聞きました。
そのため、小さいお子さん連れの方は少し離れた場所での観覧をおすすめします。
2019年度の豊川手筒祭りがラスト?
豊川商工会が中心となって行う手筒花火が今年で見納めという話が出ています。何年か前に野球場に場所を移してから、会場が狭い事や非常時に逃げ道の確保が難しいことから、大会を中止する声がありました。
商工会が少ない人数で開催しているので、運営も厳しいという情報もあります。
存続してほしいという声が多く出ているので今後はわかりませんが、今年で最後の可能性もあるので是非多くの人に手筒花火の迫力を生で味わってもらえたらと思います。
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豊川手筒まつり基本情報
開催日
毎年8月下旬(2019年未定)
開催時間
18:00~21:00
開催場所
豊川市野球場(豊川市諏訪町)
駐車場
約2000台(一部有料)
トイレ
4箇所
打ち上げ数
約2000発(昨年度)
最寄駅
名鉄豊川線「諏訪駅」下車 徒歩5分
お問い合わせ
0533-86-410 豊川手筒まつり実行委員会事務局(豊川商工会議所内)
去年の様子
▼【第31回】豊川手筒まつりダイジェスト▼