選挙の時期になると選挙カーから大音量で流れてくる候補者の名前。うるさいですよね~。
「あのうるさい声のせいで、せっかく寝付いた赤ちゃんが起きちゃった!」
「夜勤明けで眠たいのにうるさくて全然寝れない!」
そんな経験はありませんか?そういうとき、すごくイライラしちゃったりしますよね~。
私も、夜勤のある仕事をしていた時、選挙カーのうるさい大音量に苦しめられた経験があります。
一晩中お仕事をして疲れ切った体で帰宅し、「やっと寝られる~!」とベッドにもぐりこんですぐ、「○○をよろしくお願いいたします!どうか!○○に清き一票を!」と選挙カーが住宅街の中に入ってきました。
すごくうるさいし、寝られないから辛かったですね。
そこで気になったのが、選挙カーが走っている時間。選挙期間中はいつでも選挙カーが走っているイメージ、ありませんか?
この記事では、選挙カーが活動する時間に決まりがあるのかについてお話していきます。
うるさいのは日中だけ!選挙カーが走れる時間には決まりがある!さらに他にも決まりが!
選挙カーは午前8時から午後8時まで実は、選挙カーには活動していい時間というものが決まっています。
公職選挙法、という選挙に関する法律があり、そこにはっきりと、選挙カーが活動していい時間は、午前8時から午後8時までと記されています。
この12時間は、うるさい選挙カーの声を我慢しなくてはいけない、ということになるのですが、12時間って結構長いですよね…。
時間以外にも決められていることがある
そして他にも明確に決められるルールがあります。
これらのある場所では、静かにしないといけない、というものです。ちゃんと守られているのか、ちょっと怪しいところもありますよね。
私も実際、病院の待合室で大音量のうるさい選挙カーの声を聴いたことが何度もあります。それって、本当はダメなこと、ということだったんですね。
選挙カーがうるさいから投票しない!という手も
「うるさい選挙カーって、結局候補者の名前連呼してるだけじゃん」
「私はちゃんと候補者の訴えの内容や実際の活動を調べてから投票する」
そう思うこと、ありませんか?私は選挙のたびにそう思います。
「私の安眠を妨げた○○(候補者名)!名前覚えたからな!絶対投票しないからな!」って思うこと、よくあります。
丁度いいことに、2013年からネットでの選挙が解禁になったことで、私たち有権者がこれまでよりも簡単に候補者について調べられるようになったんです。
気になる候補者のHPをみたり、過去の活動内容を調べたり。具体的な内容を調べてから投票する、しないを決められるので、投票のしがいもありますよね。
うるさい選挙カーが政治離れの原因?
そもそも、名前を連呼するだけの選挙カーでは、うるさいだけで「よし!○○に一票入れに行こう!」とはなりませんよね。
名前を連呼するだけのうるさい選挙カーが主流だったために、有権者である私たちが政策の中身を詳しく知ることができず、結果として政治への関心が持てなかった、ということだってあったんじゃないでしょうか?
実際、選挙カーだけが候補者のことを知るツールだったころは、私は、選挙期間のことを
「うるさい時期が来たな~、選挙ってめんどくさいな。誰でもいいから適当に投票しよう。でもうるさい選挙カーの人には投票しない」 って思ってました。
それが、自分でネットで調べてるようになってからは選挙に行くことにかなり乗り気になりました。気持ちの持ちようが全然違うんですよね。
ただし、気を付けていただきたいことがあります。それはネットならではのフェイクニュースです。本当のことのようにでたらめな情報がネット上にはたくさんあります
。特に、Twitterなどのリアルタイムでどんどん情報が拡散されていくタイプのものについてはかなり慎重に判断する必要があります。
最近では、「ファクトチェック」という、情報が本物が偽物かを見極めようという活動がありますので、今後に期待です。
まとめ
いかがでしたか?誰だって、うるさいものは嫌いですよね。でも、その選挙カーにも活動していい時間や静かにしなくてはいけない場所が決まっています。
もしそのルールを破っているなら、直接選挙事務所にしてきしてみるのもいいかもしれませんね。
そして、私の考えとしては、候補者の名前を大声で連呼して票をもらおうというのは時代遅れな発想だな、と思います。
やっと寝た赤ちゃんや保育園の昼寝中の子供、夜勤でくたくたな人達への被害も多くありますよね。
そういった人たちも含めた「市民」のための政治家になろう、という候補者のはずなので、人の迷惑もお構いなしにうるさい選挙カーで回る候補者には投票しない、というのも有権者である私たちの一つの判断なのかな、と思います。