イベント・行事

桃の節句の食べ物の由来とは?食べる意味と正しいお祝いの方法も解説

この記事は約4分で読めます。
※当ブログでは、記事内に広告が含まれています。

女の子の健やかな成長を祈る3月3日の「桃の節句」。
行事は知っていても、どんな由来があるのか、食べるものの意味まで知っている人は少ないのでは?
とくに、女の子のママは気になりますよね。

桃の節句で食べるものの由来や意味、お祝いの方法についてまとめました。

スポンサーリンク

新米ママさん必見!桃の節句の食べ物の由来と食べる意味とは

桃の節句、いわゆる「ひな祭り」ですが、お雛様を飾って子供に災いがふりかからないように、また、“美しく成長して幸せな人生を送れるように”と女の子の成長を願うための行事です。

桃の節句には縁起をかついで食べる料理があり、それぞれ意味や由来があります。

はまぐり(蛤)

はまぐりは女の子の美徳と貞節を意味していて、はまぐりの貝殻はペア以外の他のものとは合わないため、「夫婦円満」の象徴とされています。

女の子が将来良縁に結ばれ、伴侶と仲良く連れ添えるように、という願いが込められています。
はまぐりはお吸い物にして食べるのが、一般的ですね。

海老

海老の赤い色は「生命」を表していて、長生きするようにという意味があります。
海老はちらし寿司に使うことが多く、ちらし寿司はたくさんの具材を混ぜて作ることから、「食べるものに困らないように」という願いがこめられています。

まめ

「健康でまめに働く」ことを意味していて、海老と同じくちらし寿司に使うことが多い食べ物です。

はす

レンコンはたくさんの穴があいていることから、「見通しのいい人生」を意味しています。

菱餅(ひしもち)

ひな祭りといえば、はずせないのが「菱餅」です。赤(ピンク)・白・緑の3色が一般的ですが、赤は「魔除け」、白は「純潔」、緑は「健康」という意味があります。

赤は「桃の花」、白は「雪解け」、緑は「大地」を表していて、「春の息吹」を表現しているという説も。菱餅は地域によっては5色や7色の場合もあります。

ひなあられ

菱餅と同じく、ひな祭りを代表する食べ物です。ひな祭りの時期になると、たくさんのひなあられが並びますよね。最近はあられだけではなく、チョコレート菓子などバリエーションも多くなりました。

ひなあられはピンク・緑・黄色・白の4色が伝統的な色で、これは四季を表していて「一年中幸せに過ごせるように」という願いが込められています。

甘酒

もともとは桃の花をつけて作る「桃花酒(とうかしゅ)」でしたが、白酒に桃の花びらを浮かべて飲む習慣に変わり、近年はより手軽な甘酒を飲むことが定番になりました。白酒は白い濁りととろみが特徴で、甘酒によく似ています。
桃の節句に飲む甘酒には、神仏へのお供えという意味もあります。

こちらもオススメ♪

おせちはいつ食べる?大晦日か元旦か?気になるおせちの由来とは?
お正月になったら家族で食べるおせち料理。「おせち料理とはお正月に食べるものなのか、大晦日から食べるものなのか。そもそもおせち料理とはなんなのか?」とあなたは考えたことがありますか?今回は、これらの疑問にお答えいたします!
スポンサーリンク

大人なら知っておきたい!桃の節句の正しいお祝いの方法とは

桃の節句には雛人形を飾り、縁起のいい料理を用意して、両家の両親も招いて家族みんなでお祝いをしますが、「桃の節句って何をするんだろう?これで合っているのかな?」と疑問に思うかもしれません。

“桃の節句のお祝い”とはどんなものなのか、ご紹介します。

雛人形を飾る

雛人形は、桃の節句の2週間~3週間前から飾り始めるもので、前日に飾る「一夜飾り」はお正月と同じように縁起が悪いとされています。

立春の翌日(2月4日)から2月中旬までの大安や友引など縁起のいい日で、天気がいい日を選ぶのが一般的。しまうのは3月3日のあとの天気がいい日にしましょう。
天気がいい日を選ぶのは、湿気で人形が傷まないようにするためです。

雛人形は座敷やリビングなど、家族の目が届く場所に飾るのが一般的です。マンションやアパートなら、豪華な段飾りよりもお内裏様とお雛様だけのコンパクトな親王飾りが扱いやすいですね。
ちなみに、お雛様には「何歳まで飾る」という年齢制限はありません。

桃の花を飾る

「ひなまつり」の歌に“お花をあげましょ桃の花”という歌詞があるように、桃の節句には桃の花を飾るのが古来からの風習ですが、最近はわざわざ桃の花を飾るお宅は少ないかもしれませんね。
桃の花には「魔除け」の力があるといわれているので、女の子の成長を祈る桃の節句には欠かせない花です。

お雛様の飾りの中にも、「右近の橘(うこんのたちばな)」「左近の桜(さこんのさくら)」のふたつの花があります。「橘」にも「桜」にも、魔除けや邪気払いの意味があります。

縁起のいい食べ物でお祝いする

先に紹介した桃の節句にちなんだ縁起のいい食べ物を使って、はまぐりのお吸い物やちらし寿司を作り、家族でお祝いをするのがひな祭りの定番。

とくに一生に一度の初節句では、両家の両親や親族も招いて盛大に行うのが伝統的でしたが、最近は家族だけで行うお宅も多いようです。

合わせて読みたい

初節句で食事会を開く時、支払いは誰がするべき?
お子さんの初節句にせっかくだからみんな集まってお食事会をしようとしているお母さん達。誰を何人呼ぶのか?お店の予約や食事会をした時の支払いは一体誰が支払いをするのかなどなどわからないことがたくさんあって頭を悩ませていませんか?そこで、今回は実際にお子さんの初節句を経験した方に貴重なお話を聞いて教えてもらいましたのでご紹介します。

まとめ

ひな祭りで定番の食べ物には、女の子の健やかな成長や将来の良縁を願う意味が込められていて、桃の節句は雛人形を飾り、縁起のいい御馳走で家族揃って女の子のお祝いをする日です。

初節句だけでなく、何歳になっても子供の健康や幸せを願って桃の節句のお祝いをしてあげてくださいね。

 

タイトルとURLをコピーしました