夫婦にとって喧嘩は付き物です。むしろ、喧嘩をしないことの方が難しいですよね。
ですが、ちょっとした夫婦喧嘩の積み重ねが、知らず知らずのうちに我が子を傷つけていること、我が子に悪影響を与えていることを知っていますか?
「子供の前で喧嘩なんてダメだよな…。」
「また乱暴な言葉を使っちゃったな…。」
と、何となく罪悪感を抱いていた、あなた!
この記事では、どんな影響を与えてしまうのかをご紹介していきます。是非、参考になさってくださいね。
夫婦喧嘩の多い家庭の子供は生活や学業に支障をきたす
1.乱暴な言葉が記憶に残り、不安を感じる。
一番夫婦の身近にいる存在は、子供です。
たとえ、カッとなって言ってしまった乱暴な言葉が、子供に対して言った言葉ではなかったとしても、それが記憶に残り、不安を抱くようになります。
エスカレートすると、日常的に周囲の人へ乱暴な言葉を使うようになります。何気なく言ってしまった言葉が、こんなにも子供に影響を与えることになるとは思いもしませんよね。
2.ストレスから記憶力が低下する。
日常的に不安やストレスを感じると、脳が委縮します。これは、記憶力の低下に繋がります。
これからたくさんのことを学び、吸収していく子供にとって、記憶力の低下はとても致命傷になってしまいますよね。
夫婦喧嘩は“精神的虐待”と言われるほど、子供に大きな悪影響を与えます。
「そんなに喧嘩が良くないなら、言葉にせずに無視すれば良いのか。」と思ってしまいがちですが、そういう訳でもありません。ここが難しいところですね。
日々のイライラでお互いにストレスを感じ、顔も見たくない時や、会話すらしたくない日も時にはありますよね。ですが、その空気を察して生活をする子供の気持ちになってみてください。
3.ネガティブな思考になりやすい。
子供は、褒められたときや良いことがあった時に「自分が頑張ったからだ!」と思います。同じように、怒られたときや悲しいことがあった時は「自分がいけなかったんだ」と思ってしまうんです。
そんな中、両親が無視をしたり、会話をしなくなったらどう思うでしょうか?
「自分のせいで、両親の中が悪くなったんだ…。」と感じ、自分を傷付けるネガティブな思考になってしまいます。
夫婦喧嘩が絶えない家庭で育った子供はどんな大人になる?
4.アダルトチルドレンになる。
“アダルトチルドレン”という言葉があります。過去のトラウマや、家庭内の不安を抱えたまま大人になった状態のことです。
「落ち着く居場所がない。」「自分は邪魔な存在なんだ。」と生きづらさを日常的に感じ、同時に寂しさや虚しさを抱えていて、この様に精神的に不安定な状態だと、人とのコミュニケーションの取り方や、言動にも悪影響が出てきてしまいます。
5.将来への希望が薄れる。
両親の衝突やすれ違いを見てきた分、家庭や結婚に対しても良いイメージが無くなり、いずれ同じ環境になったとしても、子供も同じことを繰り返しやすくなります。
「あの時、こうしておけば良かった…。」なんて、後悔しないためにも、夫婦間のコミュニケーションの取り方や子供に対しての接し方など、今の自分にできることから少しずつ改善していきたいですね!
まとめ
家庭にはそれぞれの形があります。“これが正解!”という答えはありません。
ですが、些細なことが原因で、子供の未来を変えてしまうのは、とても悲しいことですよね。家庭環境が子供にこんなにも悪影響を与えてしまうんだ。と、少しでも感じてもらえたら幸いです。