浴衣の湯上り用と外出用の違いとは?外出時での注意点は?

趣味・教養
この記事は約5分で読めます。
スポンサーリンク

夏祭りや花火大会と言ったら定番の浴衣ですが、最近では城下町などで食べ物と浴衣を着てインスタ映えをしている女子も増えてきましたよね。

夏と言ったら浴衣!というイメージが強いですが、もともと浴衣って湯上り用の部屋着だったのをご存知でしたか?

「え!?浴衣って浴衣夏に着るものじゃないの?」とびっくりされた方もきっといるはず…。

そこで今回は浴衣の湯上り用と外出用の違いと外出時での注意点をご紹介していきたいと思います。

スポンサーリンク

浴衣の由来

浴衣の起源は平安時代に遡り、貴族が入浴時に着用していた湯帷子(ゆかたびら)が始まりと言われています。

帷子とは、麻の着物のことを言います。

当時の入浴と言っても現在のように浴槽にお湯をはって浸かるのではなく、サウナの蒸気を浴びるようなスタイルだったのでその際に出た汗を吸水したり火傷防止の意味で湯帷子を着ていたそうです。

またこの時代は複数の人と一緒に入浴する機会がとても多かったので、肌を隠す目的でも使われていたそうなんです。

安土桃山時代から「湯帷子」から「浴衣」と言う字に変化いていったのではないかと言われています。

スポンサーリンク

湯上り用と外出用の違い

外出用は分かるけど、湯上り用ってなに?って初めて「湯上り」という言葉を聞いた人はそう思いますよね。

湯上り用と外出用の違いを簡単にご説明していきますね。

湯上り用の浴衣

現代とは違い昔のお風呂は、サウナのような蒸し風呂だったので貴族の人が入浴の際に着ていた浴衣のこと。
当時はその浴衣のことを、湯帷子(ゆかたびら)と呼んでいたそうで生地は麻素材。

江戸時代になってから現代のように裸で入浴するようになり、木綿素材の浴衣を入浴後に着るようになったそうです。

ちなみにこの頃から、外出の際にも用いられたそうで現在のように柄や色がそんなになかった時代なので、白地または藍地などが主流だったそうですよ。

外出用の浴衣

現在では夏祭り期間以外でも日中浴衣を着ている人を多く見かけることが多くなりましたが、実際浴衣を外出に着ていいのか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか?

本来浴衣は部屋着として用いられていたので、厳密で言うと朝からや昼間に浴衣を着て外出するのはNGだったりしますが、最近では可愛い柄や色の種類が豊富になりホテルやテーマパークなどで浴衣のイベントが開催されていたり、浴衣が1つのファッションとして認識されるようになってきましたよね。

また浴衣は普通の着物より簡単に着付けができ、価格もお手頃なため観光客や外国人の方にも人気になっているんだとか(^^)♪

浴衣で外出する際の注意点

次に浴衣で外出する際に注意点についてご紹介していきますね。

浴衣で外出する際に注意する点が3つあります。

・階段
・車やタクシー
・下着

それぞれについて簡単にご説明していきますね。

階段

神社のお祭りや駅など必ずあるのが階段。
浴衣で階段を上り下りするとき歩きずらくついつい大きく足を開いてしまうことってありますよね。

実は足を大きく開きながら歩いてしまうと着崩れになってしまうんです。
階段を利用する場合が少しだけななめに歩くように意識してみると、足を大きく開かなくても歩くことができます。

車やタクシー

移動手段として車やタクシーを使うことって多いですよね。

普段の洋服に慣れてしまっているのでつい普通に乗ってしまいそうになりますが、浴衣で車を乗り降りするのってすごく大変なんです(汗)

私も何度か経験ありますが思うように体が動かず、挙句の果てにはせっかく綺麗に着付けした浴衣が崩れて台無しになったことも過去に数回ありました(笑)

浴衣で車やタクシーを使う場合は、足からではなくお尻から乗るようにすると着崩れもしないし姿勢もよくなるので見た目も綺麗に見えます。私もお尻から乗るようにしてから着崩れもせず、簡単に乗り降りすることができるようになりました♪

下着

白やピンクなど色が薄い浴衣を着ている女性で、生地から下着の柄が透けている人をたまに見かけることがあります。
「下着の柄が見えてるよ」なんて言われた日には、恥ずかしくて外にも出れませんしせっかくのおしゃれも台無しになってしまいますよね…。

浴衣を着る際は浴衣の色や柄関係なく、ベージュなど透けにくい下着を選ぶようにしましょう。
今では浴衣用の下着も売っているみたいなので、1枚持っていれば色々な場面に使うことができるのでとっても便利だと思います♪

気に入った浴衣を綺麗に着こなすためにも、下着選びはとっても大切ですね(*^-^*)

まとめ

今回は浴衣の湯上り用と外出用、注意点や持ち物についてご紹介しました。

浴衣は本来湯上り用として使われていましたが、現代では湯上り用と言うより1つのファッションとして認識されるようになっていますよね。
私は城下町や鎌倉など歴史がある街に観光でよく訪れますが、普段の日でも浴衣を着て食べ物を食べている女性を多く見かけるようになりました。

今流行りのインスタ映えの影響なのか、食べ物と着物を一緒に撮影したり友達同士でモデルっぽく撮影している場面もよく目にします。
また、たまにカップルで浴衣をお互いに着てデートしている姿も見ることがあります。

着物や浴衣はやっぱり日本の歴史や伝統を感じ、見ててほっこりしますよね^^

 

昔では浴衣を日中の外出時に着ることなどありえない話でしたが、今では浴衣で外出するなんて珍しいことではなくむしろ当たり前になってきた時代だなと感じました。

浴衣の柄や色の種類など本当に可愛いものから綺麗なものまでたくさんありますので、
あなたのお気に入りをぜひ見つけて今年の夏まつりはもちろん、浴衣でのおでかけを楽しんでほしいなと思います♪

 

タイトルとURLをコピーしました