受験や試験を控えている時って、やらないといけないのはわかっていても、なかなかやる気が出ないことってありますよね。
ついついテレビを見てしまったり、机周りの片づけを始めてしまったり…。
でも「さすがにそろそろ始めなくちゃ」って切羽詰まってきたら、なんとかやる気を出さないといけない。
でも「一体どうしたら勉強するやる気が出るんだろう」と困っていませんか?
そんな私も、試験前に限ってやる気が出なくてとっても困りました。そして、始まる部屋の大掃除…(笑)
そこで、私は友達と相談して、色んなやる気アップの方法を片っ端から試していました。
学生時代は塾の講師のアルバイトもしていたので、受験シーズンにやる気が出なくて困っている生徒たちにも、私が試して成功したやる気アップの方法は大好評でした。
また、あの時自分に合う勉強のやる気アップの方法を探して見つけたことは、社会人になって、仕事のモチベーションが上がらない時、迷った時にもすごく役に立っています。
そこで今回は「同じように勉強のやる気が出ない!」と困っているあなたのために、私が実践して集中力もアップして成功したやる気の出る秘訣をご紹介します。
ぜひ、自分にピッタリの方法を見つけてくださいね。
私が試して効果があったやる気アップの方法!
タイムスケジュールを立てて小さな成果を積み重ねる
まずおすすめなのが、自分の勉強の進捗具合とタイムスケジュールを考えることです。これは、本当に今でも役に立っています。
目標がはっきりしていないとやる気が出ない!
やる気の出ない時というのは、「先が見えない時」「もやもやと、やることが漠然としている時」「目標がはっきりと定まっていない時」に起きます。
例えば、起こりがちなのが「目標が大きすぎる」時、「何から手を付けていいかわからない」「やるべきことが多い」時って、特にやる気が出なくなるんです。
目標は具体的に、小さな目標を!
そしてもう一つ「成果が見えない時」もやる気がなくなる大きな原因です。そこで、大切なのが「具体的な目標」と「小さな成果の積み重ね」なんです。
目標を立てる時「このテキストを今日中に終わらせる」なんて大きな目標を立ててしまうと、途中で嫌になってしまいますよね。これは、目標の立て方の失敗例なんです。
そうではなく、もっと「具体的に」「細かく刻んで」目標を立ててみましょう。
「〇時から〇時までの間に、このテキスト〇問を解く」といった具合です。そして、答え合わせや覚えることができたかどうかのチェックも、その都度、細かく刻んでやっていきましょう。
例えば問題集を一気に解いて、最後に一気に答え合わせすると、間違えがあった時に嫌になっちゃいますよね。
でも、少しずつ「できた」という成果をたくさん重ねていくと、なんだか楽しくなってきちゃうから不思議です。
この「できた」という感覚がないと、やる気ってどうしても出ないもの。社会人になっても、「できた」を積み重ねることができなくて躓いてしまう人はとっても多いんです。
まずは、一問ずつ、教科書1ページずつ、でいいんです。小さな「できた」をたくさん増やしていくことが一番大事で、やる気になっていくんですよ。
「30分しか持たない集中力」に合わせたスケジュールを立てる
人の集中力って30分しか持たないのをご存じですか?しかもこの30分、しっかりと集中することさえできれば、2時間ダラダラと勉強するよりも、はるかに高い成果が出ることがわかっています。
私が失敗したタイムスケジュールはこれ
私がよく失敗していたのがまさにこの2パターンです。
ひとつは「2時間勉強しよう」と決めて、30分で集中が切れる。そして別のことを始めてしまって時間が無くなるというパターン。
2つめは「2時間勉強しよう」と決めて、眠くても集中力が切れても、とにかくダラダラと勉強を続けてしまうパターンです。
結局、全然勉強の成果が出ていない!というのがこの場合の大失態でした。
そして、この繰り返しで陥ったのが「私ってなんてダメなんだろう」の負のスパイラル。
自信もなくし、どう勉強していいかもわからず、そうなるとやる気が出ない状態になってしまったんです。
30分単位にすると集中が続く!
そこで「集中力が続くのは30分まで」と知り、始めたのが30分のタイムスケジュール管理です。
具体的に「30分、テキストの〇ページまで」と決めて、アラームをかけてスタート。30分経ったら、15分の休憩を必ず取ります。
15分の休憩は、スマホを触ったり、お菓子を食べてもいいし、音楽を聴いたりテレビを15分だけ見たってOK。そして、また30分の目標を立てて勉強スタート。というやり方です。
これを繰り返していくと、とても質のいい勉強ができるんです。やる気が出ない時こそ、とにかく「まずは30分だけ」と決めてしまえば、なんだかできそうな気がしませんか?
「今日は一日中、テレビ禁止!スマホ禁止!」なんて、はじめから無理なことはしなくっていいんです。
これは塾の生徒たちにも一番のヒットでした。「30分ずつだけでいいの?!」「しかも15分休憩してもいいの?!」「それなら一回だまされたと思ってやってみる」と。
私が受験生に教えていたのは化学・数学・英語だけでしたが、全員志望校にちゃ~んと合格しました。ぜひ、試してみてくださいね。
睡眠不足はやる気の大敵!
もうひとつ、絶対に守って欲しいと塾の生徒たちにお願いしたのは「しっかりと睡眠をとること」です。
やる気が出ない時は、脳がパンクして疲れている時が多いんです。だから、12時までを目標に早く寝ること、をお願いしていました。
私が受験の時、友人と競うように「やる気アップ方法」を模索している時、一番効果があったのがこれなんです。
他の友達とも競うように早く寝るようになって、女友達みんなで「昨日は10時に寝たからお肌の調子が最高!」なんて冗談を言いつつ、まずは実践。
この時が本当に全員、試験の点数が跳ね上がりました。後から、みんなに教えなきゃよかった~と笑ったものです(笑)
15分単位の休憩は目が冴えるちょうどいい時間!
勉強している途中でも疲れたと思ったら、15分単位での睡眠休憩もおすすめです。
15分でも30分でも、45分でもOK。15分単位というのは目が冴えてすっきりとする時間の単位なので、これはとっても有効的です。
眠たい時はとにかく目をつぶるのが一番
日中に眠たくなった時は、コーヒーを飲んでから15分寝てみると、起きた時にカフェインが作用してすっきりとするんです。
「睡眠不足は一番の大敵」。寝付けなくても、目をつぶっているだけでも身体は回復します。
やる気の出ない時は一度、15分横になって目を閉じて、頭の中をリセットする。ダラダラスマホやテレビをみるよりも、これだけで集中力が全く違いますよ。
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何かを変えてみることでやる気を出す方法
環境を変えてみる
どうしてもそれでも勉強のやる気が出ない!という時は、環境を変えてみるのもいいですね。
例えば、図書館に行ってみたりカフェに行ってみたり、でも外に出るとお金も掛かってしまいますよね。
そこで私がよくやっていたのは、いつもと違う部屋に行ってみる。いつもと違う机でやってみる。机の上に置いてあるものの色を変えてみる。と小さく環境を変えることでした。
例えば、「闘争心がでるように赤いもの」を机の上に並べてみたり、「集中力があがると言われる青いもの」と、本や文房具で統一して机の上に並べてみたり。
そんな小さな環境の変化も、ちょっとしたやる気アップにつながりますよ。
糖分を補給する
やる気が出ない時、脳が疲れていることがとても多くあります。そんな時に糖分を摂るのもとっても効果があります。
ちょっと前に話題になったのは、一口ぽんっと口にいれることができるラムネですよね。
ただし、これには注意点があって摂りすぎと満腹は、逆にやる気がなくなってしまうので絶対にダメなんです。
ファミリーパックのチョコレートなんて、丸ごと机の上に置いてしまうと食べ始めてしまうと止まらないですよね。
私のおすすめは、カカオ50%以上のチョコレートです。甘すぎないので食べすぎることが無く、ほどよく糖分が摂れますよ。
スナック菓子よりも、キャラメルや飴を少し、というようにしましょう。スナック菓子が食べたかったら、勉強とは切り離して休憩時間に食べる方が、勉強に集中できますよ。
身体を動かす
やる気が出ないけど、でも続けて今勉強をしなきゃ!という時は、15分休憩に身体を動かすのがやっぱりすごく効果的です。
背伸びしたり、肩を回したり、ベタですが、結局とても効果があります。
座っていると血の巡りが悪くなってくるので、足をぶらぶらとしてみるのもいいですよ。
特に、足の方の血の巡りが悪くなって足が冷たくなってくると、集中力が落ちてきます。足首を回したりしてみてください。
リラックスする
やる気が出ない時、脳のα波を出すと集中力を高めることができます。そのためには、休憩時間に脳がリラックスしていることが必要となります。
おすすめなのは、日中であればコーヒーや紅茶を淹れて香りと味でリラックス、夜はココアやハーブティーと好きなものを楽しめるとよりいいですね。
休憩と決めた時間に好きな音楽をかけてゆったりとしてみるのもおすすめです。
できれば、自分が目標を達成して成功している姿を、大学に合格して喜んでいる姿など、5分間イメージしてみるのもいいですよ。
失敗した姿って、なんとなくでも想像するとやる気を奪ってしまいます。
だから、あくまで「成功した姿を具体的に」が大切です。喜んで飛び跳ねてみたり、声に出してみたりも、ぜひやってみてください。
実は静寂よりも、雑音の方が一番集中できる
勉強する時に音楽を聴くことって多いですよね。でも実は、好きな音楽よりもちょっと苦手な音楽や、雑音の方が集中できるって知ってますか?
昔、ちょっとおもしろい実験がありました。何かに集中したい時、好きなゆっくりとした音楽を聴きながら勉強する時よりも、色んな音がするロックやパンク、もしくは街中のような雑音を聞いている方が脳波が集中していたんです。
これも、私も友人も、塾の生徒たちも実際にやってみて大正解でした。家よりもカフェの方が集中できるという人が多いのは、同じことなんですね。
なので、勉強しながら聞く音楽はゆっくりしたものよりも、ちょっとテンポが速く、色んな音がたくさん重なっているものが私のオススメです。
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まとめ
今回は勉強でやる気が出ない時の解決方法についてご紹介しました。
諦めてしまったら終わりですが、やる気の出る方法を探したあなたなら大丈夫です。ちょっとずつ成果を積み重ねて、絶対に成功しましょうね。