梅雨どきの頭痛は低気圧が原因？薬にたよらない解消法とは？

なんだか最近、頭が痛いんだよね～。変な病気かな？

と浮かない顔をしているあなた。

もしかしたらその頭痛、梅雨のせいかもしれませんよ？

低気圧が原因で起こる頭痛を、一般的に「低気圧性偏頭痛」と呼びます。

どうして頭痛になるのか？はこれからご説明しますが、この頭痛は、女性に多いのが特徴です。
一説によると、男性よりも3.6倍も発症しやすいんだとか。

また、同じ女性でも体質によって起こりやすさが違います。
正しい知識で、上手に解消していきたいですね。

低気圧で頭痛が起きる仕組みとは？

天気が悪いということは、気圧が低い状態（低気圧）になります。

気圧が低くなると、今まで体の外側から圧がかかっていたものが緩くなり、その結果、全身の血管が緩んで膨張します。

血管が広がるというと、なんだか血の巡りが良くなって体に良さそうですが、実はそうではなく、
脳の血管が広がることで、脳の中の最も大きな神経「三叉神経（さんさしんけい）」に触れて刺激してしまうんです。

それでひどい頭痛になるってわけですね。

また、気圧が下がると、血管だけではなく、リンパや臓器も膨張します。
頭痛だけではなく、全身がむくんだりだるかったりするのは、このせいなんです。

気圧が下がると、血圧も低下します。

血圧が低下するということは、血流を押し出すポンプの力が弱くなるということなので、
身体全体に十分な血液が行き渡らなくなるということです。

その結果、血行不良になり、全身の筋肉が緊張し、
頭痛をはじめ、肩こりや目の疲れなどを引き起こすことになるんですね～。

気圧が低いときには、空気中の酸素が少ない状態になっています。
平地でも高山と似たような状況になっている、ということなんです。

したがって、身体の中の酸素も少なくなり、めまいや頭痛を引き起こすんです。

自律神経とは、私たちが生きていく上で必要な、血圧・体温・心拍・呼吸などをコントロールしている神経のことです。

自律神経には、

の2種類があり、これらがバランスよく働くことで健康を保っています。

ところが、気圧が下がって血行不良になると、副交感神経が優位になりすぎて、バランスが崩れます。
これによって、全身が疲れやすくなり、頭痛につながるのです。

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低気圧で起きる頭痛は、血管が拡張して起こる頭痛で、いわゆる「偏頭痛」というものです。

でも一方で、頭痛には、血管が収縮して起こる「緊張性頭痛」というものも存在します。

血管が広がるのか縮まるのか？その原因によって対処法も違いますので、
まずはあなたが本当に偏頭痛なのかどうかを確認する必要があります。

偏頭痛の特徴を並べますので、当てはまるかどうかチェックしてみてくださいね。

偏頭痛と緊張性頭痛の特徴
偏頭痛	緊張性頭痛
頭を冷やすと気持ちいい	運動すると気持ちいい
運動やお風呂で悪化する	患部を冷やすと余計に痛い
痛みは4時間から72時間続く	痛みは30分から7日間続く
頭の片側に起こることが多い	頭の両側か頭全体、後頭部が痛む
ズキンズキンと脈を打つような強い痛み。	頭の両側をギューッと締めつけられるような痛み、重苦しい鈍痛。
吐き気やおう吐がある。光や音、臭いが気になる。	吐き気はあっても実際に吐くことはない。