子供の成長は早いもの…少しずつ出来ることが増えてくると、ますます可愛さが増してきますよね。
その頃に頭によぎってくるのは幼稚園選び。近いところ、教育方針、兄妹が行っていた所…色々ありますよね。普通なら園の特徴を基本に決められます。
ただし、食物アレルギーを持つ子にとって一番の問題は、食事や行事。
最近では食育をモットーに、園で食材を育てたりお料理を取り入れるようになりました。他にもお誕生日会やクリスマス会には子供が喜ぶお菓子が配られます。遠足があればおやつ交換も不安の一つ。
私にも三大食物アレルギーを持つ子供がいるので、幼稚園選びにはかなり頭を悩ませました。もしあなたも同じように悩んでいるなら、この記事を参考にしてみてくださいね。
アレルギーっ子の給食
園によって、アレルギーっ子の給食対応はそれぞれ違います。私が近所の園に確認しただけでも、かなりの違いがありました。
大きく分けてどんな違いがあったのか、ご紹介しますね。
除去食
安全安心を考慮して、自分の園で給食を作っている所も多いかと思います。その場合は比較的食材の除去に関しては柔軟に対応してくれたり、お願いもしやすいですね。
給食センターにお願いしているところもあるので、その場合は園に問い合わせた後直接センターに聞いてみる事になるかもしれません。
給食センターは数カ所の食事を担っているからか、私が問い合わせた所では対応できないと言われてしまいました(涙)
どちらもうっかり除去していない物が入っていたり、除去食と除去食じゃない物を間違って配ってしまったりと、完全に安心できるわけではありません。
除去してもらえる食材についても、電話や説明会で確認しないと詳細がわからなかったり、中には説明会でしか教えてくれない園もありました。
コピー給食
コピー給食とは、事前に献立表をもらいそのメニューに似せた状態で作って持たせる、というものです。
私が電話で聞いた園では、「給食で使っているお弁当箱と、毎月一ヶ月分の献立表を写真付きで渡しますので似せて作ってきてください」と言われました。
その園でもコピー給食をしてきている人もいるらしいのですが、似せる為には除去以外の物も自分で準備しなくてはいけません。つまり、ご飯のふりかけや除去しなくていいおかず・デザートも一緒にしなくてはいけないということ。
結局は毎日お弁当と一緒ですし、デザートは小さくてもフルーツが多いので高い時期は…キツイなかと思いました。
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アレルギーっ子のお弁当
お弁当…と一言で表しても、ここでは二通りあります。こちらも園によって変わってきますので、あくまで参考として見てくださいね。
給食なしの完全弁当
その名の通り、園や給食センターからの給食は一切なく、最初からお弁当のみと決まっています。
何もなければ自分なら絶対選びたくないほど日々の負担が目に見えますが、子供からしてみればみんな一緒にお弁当を食べているので、他の方法に比べて「何で自分だけ違うのかな」と感じることは無いでしょう。
他の子のお弁当を横取りさえしなければ誤食はかなりの確率で減らせるはず。
ただ他の子がアレルギー食材に触れた・食べたフォークなどで自分の子供のお弁当に触れ、それをわからずに食べてしまう危険性はあります。
例えば、隣の子がエビフライを食べたフォークで小麦アレルギーの子の食材に触れ、パン粉が付いた事に気づかず自分のお弁当だからと食べてしまった、という事です。
実際同じような出来事が原因でアナフィラキシーを起こした子がいるようなので、(この園ではありませんが)しっかり自分の子供と先生に伝えておかなくてはいけませんね。。
自分だけお弁当持参
園の基本が給食のみ・週の数日だけ給食の場合でも、自分の子だけお弁当にする手段です。園にとっては管理が楽になるでしょうが、周りの子や自分の子は徐々に違和感が出てくるかもしれません。
「みんなと一緒のものが食べたい!」と言われた時の対応は、早めに考えておいたほうが良さそうです。
2?3年の間、周りが給食で負担が軽くなっているのに、自分はほぼ毎日お弁当を作っていると考えると気持ちの上でも時間の面でもかなりの負担です。
メリットといえば、給食費がかからないくらいでしょうか。
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まとめ
色んな選択肢があるのは良いことですが、どれも誤食の危険がなくなるわけではありません。
うちの子は三大アレルギーでなかなかの数値を出していますし、、誤食の危険性が高く私自身とても不安でした。
でも発達は問題ないと主治医に言われたので、同い年の子とたくさん遊んで欲しいのもあり、本当に悩みました。悩みすぎて何回泣いたかわからないくらいです。
そんな私はがっつり悩んだ結果、一年間は3歳児も参加できる他の園のプレに通い、翌年完全弁当である幼稚園に通わせることにしました。(定員的に入れれば…ですが)
しっかしここが送迎バス無しの、自転車で20分掛かる場所なんです!
これを天候構わず2年間続けるのかと思うとめまいがしそうですが、子供が毎日周りと同じように適度に安心してお弁当を食べられる方がいいかな、と思って選びました。
私がアレルギーのことで何か困った時、「子供の命とどちらが大事か」を考えるようにしています。そうすると自然と答えが出て、前に進めるんです。
あくまでアレルギーレベルが高いウチの場合なので、自分の子供の性格や環境を考えてじっくり選んでみてくださいね。