そうめん、と聞くとどんなイメージがありますか?夏?茹でるだけのお手軽料理?なんと最近は、そうめんでダイエットができるという口コミが多くみられるようになってるんです。
茹でるだけのそうめんがダイエットになるなら、産後太りで料理する暇もないけどダイエットしたい、という時にもダイエットができそうですね。でも、そうめんダイエット、本当に痩せるのでしょうか?
そこでこの記事では、そうめんダイエットの実際の効果についてお話しします。ぜひ参考にしてみてくださいね。
そうめんダイエットの口コミに痩せたという声は多数寄せられている?
そもそもなぜ、そうめんダイエットがネットの口コミに上がり始めたのでしょうか?きっかけは、とある女性歌手が、そうめんダイエットで10キロやせた!と話したことでした。
ここから話題が広がり、次々と「私もそうめんダイエットで痩せた!」という口コミが広がっていったんです。口コミの中にはそうめんで痩せる方法が具体的に書いてあるものも。
しかし中には、そうめんダイエットで逆に太ってしまった、という口コミや、体の調子が悪くなった、肌が荒れた、という人も。
痩せた、という口コミは多く見られるものの、実際にダイエットとしておすすめできる効果があるのかちょっと怪しい感じがしますね。
そうめんダイエットを分析!実際に効果のあるダイエットなのか?
それでは、いったん口コミの内容は置いておいて、改めてそうめんがダイエットに効果があるものなのかを分析してみたいと思います。
そうめんのカロリーは?
一般的に、そうめんの一食分は乾麺2束分です。この2束のカロリーはおよそ356キロカロリーです。白米がお茶碗に中盛で235キロカロリーですので、う~ん、なかなかハイカロリーだと言えますね。
一食を一束に減らして、ゆで時間を長くしてふにゃふにゃの食感でも大丈夫なら、178キロカロリーに抑えることはできますが・・・。
そうめんの栄養は?
そもそもそうめんって、何でできているか知ってますか?小麦粉と、塩、水、油、でできているんです。なので、そうめんの主な栄養素は塩分、炭水化物、たんぱく質になります。油が入っているなんて意外ですね。
塩が入っているのでよく言えばミネラルが入っている、といえますが、塩分の量が高めなので、しょっちゅう食べているとむくみの原因になる可能性があります。
炭水化物は分解されると糖質と食物繊維に分かれますので、かろうじて食物繊維もとることができますが、ダイエットを考えるなら糖質が気になりますね。
微妙にビタミンも含まれているようですが、1日に必要な量からしたら全然足りないといえます。栄養面から考えると、そうめんだけでは栄養が偏ってしまいそうですね。
食べやすい=食べ過ぎる な危険が!そして腹持ちも悪い
ご飯にくらべるとそうめんはツルツルと食べやすい分、あまり噛まずに食べてしまいがちです。お腹がいっぱいだと感じるために必要な満腹中枢は噛むことによって刺激されるので、あまり噛まずに食べられるそうめんはどんどん食べれてしまう割に満足感を感じにくく、腹持ちは悪いといえます。
早く食べれて満足感も感じにくい、となると食べ過ぎてしまう可能性も。しっかりよく噛むことを意識しないと危ないですね。
そうめんは消化に悪い?
ゆで時間にもよりますが、そうめんを作るには結構な油を使っているので、意外と消化に良くない食べ物といえます。
それに、にゅうめんにして食べるなら温かいでしょうが、そうめんは冷やして食べるものなので、体を冷やします。冷たい物は胃を冷やしてしまうので、温かい物に比べると消化には良くないですよね。食べずぎると胃もたれすることも。
食べ飽きる?
そうめんとめんつゆの組み合わせだけではさすがに飽きますよね。そうめんに飽きないようにアレンジをしていけば、毎日そうめんを食べても飽きずに続けることができますね。
ネットやお料理アプリで「そうめん アレンジ」と調べるとたくさんのそうめんアレンジレシピがでてきますよ。
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まとめ
いかがでしたか?ネットの口コミではそうめんダイエットは痩せる!という意見が多いようですが、栄養面などを考えると私はおすすめはしません。
ただ体重を落としたいだけならばそうめんダイエットでもいいかもしれませんが、それは「痩せた」ではなく「やつれた」になりかねません。
特に、産後の体力の落ちている体には栄養が必要です。茹でるだけの楽さや食べやすさ、アレンジのしやすさといった利点はあるものの、体の冷えやすさや油分と塩分の多さはたまになら食べても問題ないですが、毎日のように続けていくと体に悪影響が出てもおかしくありません。
食事でダイエットをしたいのであれば、他にも低カロリーで栄養価の高い食べ物はたくさんありますので、他のダイエット法を考えてみてはいかがでしょうか?