最近、物忘れも激しくなってきたし、何を言いたかったのか忘れたり、心配なことが増えてきたのよね。
早いうちからボケちゃうんじゃないかって、すごく心配。
ウォーキングが脳にいいって聞いたんだけど、本当なの?脳に効くにはどうやって歩けばいいの?
ですよね~。わかります。
私もそれを心配してウォーキングを始めました。
この記事では、
- どうしてウォーキングが脳の委縮に効くのか?
- 効果的なウォーキングはどのようなものなのか?
についてご紹介します。
参考になさってください。
脳の委縮は20代から始まっている
脳の神経細胞の数は、生まれた時が一番多く、加齢とともに減っていきます。
脳は放っておいても次第に委縮するのが普通の状態です。
厳密に言うと25歳くらいから脳の委縮は始まっていて、40代を過ぎると、画像診断ではっきりわかる程度の委縮が見られます。逆に言うと、これは自然の成り行きであって、また、この加齢による委縮と「認知症」には直接の関係はないんだそうです。
委縮は、歳を取るとしわがふえるようなもの。それに対して認知症はれっきとした病気だからです。
ここには大きな違いがあるので、委縮したからと言って、即心配することはないのですが、やはり脳の委縮のスピードは抑えたいですよね。
どうなったら心配しないといけないの?
私は脳ドックで脳が委縮していると結果が出たため、かかりつけの先生に相談してみました。
そうしたら、先生曰く
脳の委縮は年齢で誰もが起こること。心配する必要はない。日常生活に支障が出るようになったら心配して病院に行けばいいですよ。
とのことでした。
あなたも心配しすぎないでくださいね。
ウォーキングが脳の委縮・認知症予防に効く理由
脳の委縮の大きな原因は、脳に血液がいきわたらないことによる、栄養・酸素の不足です。
なので、脳の委縮を予防するには、脳に血液がいきわたるようにすればいいんです。
そのためには、ストレスを軽減したり喫煙を控えたり、いろいろな方法がありますが、ウォーキングも非常にいい方法であることがわかっています。
いきなり過度の運動をするとかえって体によくありませんが、ウォーキング程度の軽い有酸素運動を続けることによって、脳に酸素と血液がいきわたりやすくなり、それが脳の委縮の予防につながるんです。
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実際に、座ってばかりで体を動かさない、運動不足な生活を送っていると、脳の委縮、ひいては認知能力の低下ももたらすという実験結果もあるそうですよ。
つまり、運動は、脳を老化から守る効果があるんです。
愛知県の国立長寿医療研究センターが行った研究によると、
軽度の認知症のある65歳以上のお年寄り308名を対象に、ウォーキングなどの有酸素運動を週1回行ったグループと、何もしなかったグループで比べたところ、10か月後の調査で、ウォーキングを行ったグループは、認知機能が向上しており、脳の委縮もストップしていたことがわかったそうです。
また、フィンランドでの65歳以上の1500名を対象にした研究でも、少なくとも週に2回運動している高齢者は、そうでない高齢者よりも、認知症発症のリスクが半分以下になるというデータも発表されています。
効果的なウォーキングのやり方
スピードと時間
歩く速さは軽く息がはずむくらいがおすすめです。
時間としては1日に30分ほどでOKです。
しりとりをしながら歩く
より脳を活性化させるためには、お孫さんなどと、しりとりをしながら歩くといいそうです。
なぜなら、脳の認知機能の低下により、2つ以上のことを同時にすることが難しくなってくるため、あえて同時に2つのことを行うのがいいからです。
「一緒に歩いてくれる人なんかいない」という場合でも、1人で脳内でしりとりをするだけでも違うそうですよ。
知らない街を歩く
また、できるだけ知らない街を歩いてみるとなお効果的です。
知らない街を眺めると、脳に新しい刺激が加わり、脳を活性化させるからです。
楽しく歩く
そして最後に、「楽しくウォーキングをすること」も大事です。
なぜなら、自分が幸せだと感じている人は平均寿命が長いことが、近年の研究によって証明されているからです。
義務感で行うよりは、どんなことでも楽しくやるのが効果を高めるポイントなんですね。
まとめ
毎日の生活に忙しくて、ついつい運動不足になってしまいますが、10年後20年後の脳の状態に影響を与えるのであれば、今すぐにもでウォーキングを始めたくなりますね。
せっかくやる気になったのですから、将来の脳のために、そして、今現在の物忘れを軽減するためにも、楽しくウォーキングに取り組んでみたいですね。
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