2022年1月から2月にかけて、とうとう我が家に「コロナ(オミクロン)」がやってきました。
ここまでずっと、どこか他人事で、うちには関係ないと思ってきましたが、実にあっけなくコロナは我が家に忍び込み、今までテレビでしか見たことのなかった「自宅療養生活」「濃厚接触者としての生活」「PCR検査」を体験することになりました。
実際にやってみると、知らないことがたくさんあり、「なるほど。こうすればよかったのか」「なるほど。こうなっていたのか」ということがたくさんありました。
もうすでにコロナに感染してしまってこれから療養が始まる方や、これからかかるのではないかと不安な方へ、私の体験が少しでも参考になればと思い、そのすべての記録をここに公開します。
- 家族構成
- 話の要約
- 1/10(祝)きっかけは太郎の成人式
- 1/13(木)太郎が発熱
- 1/14(金)太郎、夜になって咳が出てくる
- 1/15(土)バイトは休んで検査の予約
- 1/16(日)太郎が陽性!療養生活スタート
- 1/17(月)保健所から連絡。家族の検査予約。
- 1/18(火)私と長女の検査&長女の発熱
- 1/19(水)花子の咳がひどい。換気のためのサーキュレーター購入。
- 1/20(木)花子の症状がピーク&今日も検査結果が来ない
- 1/21(金)検査結果出る。食料が届く。
- 1/22(土)花子。回復につれて味覚障害が目立ってくる
- 1/23(日)太郎の療養終了
- 1/24(月)いまだに保健所から連絡来ず
- 1/25(火)発症1週間後にしてやっと保健所から連絡が
- 1/27(木)2箱目の食料が届く
- 1/28(金)花子の療養期間が終了
- 1/29(土)久しぶりの外食。花子の味覚はまだ戻らず
- 1/30(日)やっとPCRキットが届く。すぐに提出。
- 2/2(水)結果が陰性!すべて終わった喜び!
- まとめと感想
家族構成
居住地:
千葉県松戸市の一軒家。2階建てで各人に個室があります。
私(母):
55歳。自宅で仕事をしています。2021年夏にワクチン2回接種済み(ファイザー)
長女「花子(仮名)」:
24歳。都内の会社に勤務していますが、リモートワークも可能な職場です。2021年夏にワクチン2回接種済み(モデルナ)
長男「太郎(仮名)」:
20歳。大学2年生。都内のカラオケ屋でバイト中。大学はほぼリモート授業。2021年夏にワクチン2回接種済み(モデルナ)
話の要約
この記事は、2022年1月に、長男と長女が次々にコロナに感染した時の全記録です。
非常に長いので、まずは全体の要約をここに書きます。詳細をそのあとにズラ~っと書いていますので、興味があったら読んでみてください。
まずは長男が成人式の同窓会で感染してきました。症状は非常に軽く、問題なく療養を終えました。
長男から感染した長女の症状は、けっこうひどかったです。とにかく咳がすごかったので、私はマスクと換気を徹底しました。
詳しい感染対策はこのあとに書いてありますが、とにかく私は陰性のまま乗り切りました。
具体的には、濃厚接触者としてのPCR検査時に陰性。長女の療養期間が終わったあとに、もう一度民間のPCR検査をしたところ陰性。
正真正銘、無事に乗り切れたという話です。
・コロナや濃厚接触者になったらどのくらい隔離されるのか?
・家庭内感染を防ぐために私がどんなことをやったのか?
・このコロナ騒ぎを体験してどんなことを思ったのか?
・実際に感染者になった時の不自由さはどんなものなのか?
そんなコトが詳しく書いてあります。
あなたが今後、「もしかしてコロナかも?」と思った時の役に立つ知識が満載ですので、ぜひ、流し読みでもいいので読んでみてください。
1/10(祝)きっかけは太郎の成人式
太郎の成人式。
松戸市の式典を終えたあと、夜になって中学の同窓会がありました。
結果的には、この同窓会がクラスターになったようです。
1/13(木)太郎が発熱
太郎が発熱。すぐにバイト先に連絡
13日夜になって、太郎が「微熱と喉の痛み」を訴えてきました。
熱は38度に届かないくらい。咳もくしゃみもありません。
もともと太郎は平熱が高いので、数字的にはあまり発熱とは思えませんでしたが、顔が赤い感じは発熱でした。
翌日は朝9時からバイトでした。
コロナ禍の前なら、37度6分くらいの熱でバイトを休むなんてあり得ませんでしたが、ちょうど感染者も増えていた時期だったので、すぐにバイト先に電話させました。
ところが店長の対応は、「クスリを飲んででも出勤しろ」「どうしても休むなら診断書を持ってこい」とのこと。ちょっと具合悪いだけで簡単に休んで欲しくないという気持ちからそのような対応になったと思いますが、このご時世でそれはないだろう~と思いましたね。
こちらだって、サボりたくてそんなことを言ってるわけじゃありません。別に全然出勤できる体調なので行ってもかまわないんですが、お店に迷惑をかけたらいけないと思っての早めの連絡です。
特に今流行のオミクロンは風邪症状が特徴だと言います。ましてやバイト先は客商売です。
普通に考えれば、そのようなアルバイトは出勤させずに穴は社員が何とか埋めるべきだと思いましたが、何度聞いても店長がそのように言うので「なら行くしかないね」という結論になりました。
私はすぐにマスク。のちのちこれが明暗を分ける?
今このご時世、ちょっとした熱でも咳でも、お店に入ったり電車に乗ったりはしにくい時代です。
コロナだろうと単なる風邪であろうとうつりたくはないので、私は太郎の前では極力マスクをするようにし、太郎にも私の前ではマスクをするよう命じました。
この話は、最終的には太郎花子両方が陽性になり、私は最後まで感染しなかったという話なのですが、思い返すとこの段階からマスクをしてことが明暗を分けたのかなと思います。
まだ陽性とわかったわけじゃないので、ご飯も一緒に食べてますし「何となく」ではあるのですが、何となくでもマスクをしていた私と、まったくマスクをしなかった長女の運命は、この段階で分かれたと思ってます。
ちなみに、マスクはウレタンではなく不織布マスク一択です。
1/14(金)太郎、夜になって咳が出てくる
太郎、解熱剤を飲んで出勤し何事もなく帰宅
朝、太郎の顔を触るとけっこう熱く、母としては「あ~まだ熱があるな」という感じでした。
でも検温すると38度に届いていず、本人も元気だったので、市販の解熱剤を服用してバイトへ出かけました。
結果的に太郎の症状はすごく軽かったので、この日も難なくバイトを終えて帰ってきました。
夜になって咳が。明日のバイトをどうするか悩む
夜になって咳が出るようになってきました。
咳と言ってもむせるようなひどい咳ではなく、咳払いのような軽い咳です。
翌日は20時からの夜間のシフトでした。
繰り返しますが、症状は本当に軽いんです。コロナがなければ「風邪」とも言えないくらいの症状です。
でも、このご時世、わずかな咳でも気にするお客様はいるでしょう。一緒に働く仲間も気になるでしょうし、何よりも万が一コロナだった場合に広げてしまうことになりかねません。
店の店長は、あくまでも「簡単に休むな」という対応でしたので、どうするかは本人に任せることにしました。もう20歳ですし、私が口を出すのはすごくイヤがるので。
1/15(土)バイトは休んで検査の予約
症状がある場合の検査の予約方法とは?
結局、この日の夜間のバイトは代わりを見つけて休むことにし、その代わりに検査に行くことを決断。
千葉県の発熱相談センターに電話をして、検査ができる医療機関を紹介してもらいますが、土日なので松戸市には1ヶ所しかなく、やっと予約が取れたのが翌日日曜の午後でした。
あとから知ったことですが、症状がある場合は抗原検査ができ、結果もすぐに判明します。でもキットが不足しているという理由でやってくれない医療機関もあります。逆に、濃厚接触者などで無症状の場合はPCR検査になりますので、PCRができる医療機関のみの受診となります。
千葉県の場合は【0570-200-139】です。
家の近くの医療機関を紹介してくれます。実際の予約は自分で取ります。
PCR検査する?しない?私の考え方の変化とは?
世の中ではPCR検査を推奨しない勤め先があると聞きます。
気持ちはわかります。
下手に陽性になってしまうと、濃厚接触者も出社できなくなったりして大問題になってしまうので、症状が軽いのであれば、家でひっそり治してしまった方がいいということなんでしょう。
私も最初はそう思いました。
濃厚接触者になるということは、今後2週間くらいの予定をすべてキャンセルしなければなりませんし、娘の会社にも迷惑をかけてしまうかもしれません。濃厚接触者や感染者として、いらぬ詮索をされてしまうかもしれません。
そんな大事になった上に、別に陽性だからってクスリがもらえるわけでも治療を受けられるわけでもなく、メリットは何もないように思えます。
だったら誰にも言わずにひっそり治ってくれた方がいい。
そう思う人の気持ちもすごくよくわかるんです。
でも。
実際に症状の出ている太郎を見ていて、そんなことは言っていられないということがよくわかりました。
仕事も学校も何もない人ならともかくも、太郎のような大学生であればアルバイトがあります。症状が出てバイトを休む以上、どのような病状でどのような経過だったのかを説明する義務があります。
昔は「ちょっと風邪気味で」「ちょっと体調不良で」で済みましたが、今は必ず「コロナじゃないの?」と思う人がいます。それをわかっていながら、自分が検査をせずに切り抜けることは、精神的に無理なんだということです。
実際、症状が出てから検査に行くまでの太郎は、ずっと終始イライラしていましたが、検査の予約が決まったとたん、モヤモヤが消えて明るくなりました。
終わった今となっては、もちろん検査して良かったと思っています。
なぜなら、
まったくの無症状で気付かないならともかくも、少しでも症状が出ているのであれば、物理的にも精神的にも何もなく期間を過ぎることは無理だと思うし、家族も軽いとは限らないし、何よりも、自分が誰かと接することでその人に感染して重症になってしまったら…と考えると、この先平常心では生きていけないと思うからです。
繰り返しになりますが、太郎の症状は本当に軽かったんです。コロナ前だったら風邪とも思わないような症状でした。でもコロナでした。うつされた姉は比較的重症でした(医学的な「重症」ではありませんが)。
「このくらいなら大丈夫」と思ってもコロナの可能性は十分ありますので、検査をして、決まりに従って療養してください。大丈夫。心配したような大変なことは起こりません。案外あっけなく過ぎ去ります。
1/16(日)太郎が陽性!療養生活スタート
太郎がコロナ陽性。病院で言われたこととは?
夕方検査。抗原検査だったのですぐに結果が出て「陽性」。
病院では、
・保健所から詳しい指示があるので電話を待つように。
・診察代は帰ってから振り込むように。
・クスリは出してもいいけど市販の風邪薬と同じだから、市販薬を買うように。
ということを言われたそうです。
陽性者向けのプリントをもらって、薬局でルルを買って帰ってきました。
保健所からは、その日の夜に太郎の携帯に電話が来て、健康観察アプリである「ハーシス」に毎日入力する旨を言われたそうです。でもそれ以外の大事なことは「あとで連絡します」とのことでした(結局翌日の昼にかかってきました)。
家族が陽性!その瞬間の私の対応とは?
この時点での太郎の隔離状態ですが、まだちゃんと隔離は行っていませんでした。
・母の近くにいるときは不織布マスクを着用すること。
・洗面所のタオルは専用のものを使うこと。
・こまめに手をアルコール消毒すること。
といった程度。ご飯は一緒に食べていました。
このあと次第に、隔離や感染対策を厳密にやるようになるわけですが、最初のうちはどうしても、家族の誰か1人を部屋に隔離するということが、心情的にできないものなんです。特に太郎は症状がほとんどありませんでしたから。
でもそういう気持ちが結局は家庭内感染を増やしてしまうことになるので、ここは心を鬼にして隔離をスタートするべきだと、今となっては私は考えます。
コロナの検査はどうやって行われる?太郎の場合
ちなみに、太郎が抗原検査をしてもらった病院はこちらです。
すぐに結果のわかる抗原検査は、症状のある人しかできません。予約制です。検査を受ける本人のスマホで予約をしてください。
病院の外で順番を待ち、検査をしたらまた外で待機して、陰性ならお会計をしに戻って終了、陽性ならそのまま帰宅して、あとから振り込みで支払いをします。うちの場合は2900円ほどでした。
太郎の場合、微熱があって咳払いをする程度だったので1人で電車に乗って検査に行きました(最寄りから2駅隣の病院でした)。
でも、もし症状があったら電車も乗れませんし、街中なので車でも行きにくいです。
このあと長女がバリバリ症状が出るので、その時に途方に暮れたのですが、「症状があると検査に行けない」という状況が起きます。そんな場合は往診を利用すると良さそうです。
1/17(月)保健所から連絡。家族の検査予約。
濃厚接触者の家族はいったいいつまで自宅待機なの?
弟が陽性ということで、姉の花子は今日からリモートワーク。私も予定はすべてキャンセル。
この段階での大きな疑問は「いったいいつまで自宅待機なのか?」という点。
経験のある友達に聞いたり、厚労省のHPで調べたりすると、
とあります。
つまり、太郎は13日に症状が出たので療養期間の終了日は1月23日。この日を起点にして10日間とすると、2月2日まで長女は会社に行けないことになります。
太郎は23日に自由の身になっているのに、私たち家族は、たとえ陰性であってもその倍も社会に復帰できない計算です。
むしろ感染して陽性になった方が早く復帰できることになります。
「そんなことあり得ないよね!」というのが私たちの強烈な感想でした。
のちのちそうではないことが判明しますが、条件付きのようです。必ず保健所に確認してください。
コロナ陽性者が保健所から指示されることとは?
そうこうしているうちに保健所から連絡がありました。
太郎のスマホに直接かかってくるので、私は会話の様子がわからないのですが、まとめると以下のような内容だったようです。
・家族は検査を受けるように。検査の場所は自分で手配するように。
・食料品の配送の希望(希望しました)。
・パルスオキシメーターの配送の希望(うちにあったので断りました)。
・療養期間が終わる日にまた連絡が来る。
・容体が急変したら救急車を呼ぶこと。
・わからないことがあったら保健所に気軽に連絡していい。
・原則自宅療養。ホテルを希望してもいいが、Wi-Fi環境は確約できない。
・家族(濃厚接触者)の外出自粛期間は、本来は太郎の療養期間終了から10日だけど、太郎を完全に個室で隔離できる環境にあるのであれば、今日を0日としていいこと。
最後の1つ(太郎が隔離できるのかどうか)は、かなりしつこく聞かれたらしく、その日を境に太郎は自分から自室にこもるようになりました(笑)
もともとは、太郎が自分で検査の予約をし、その際に自分のスマホの番号を登録したために、保健所からの連絡もそこに来ることになったわけですが、あとから思うと、こうして自分で対応することで自覚が生まれて良かったとすごく思います。
私たちの時は、濃厚接触者の待機期間がちょうど14日から10日に変更されたばかりの時でした。2022年2月13日現在、これがまた「7日間」に短縮されています。今後も変更の可能性はありますのでチェックしてください。
痛感した!ホテル療養の重要性とは?
私は当初、太郎にはホテル療養をしてもらいたいと思っていました。なぜなら、感染したくないからです。当然ですよね。
それに、今回は「完全に隔離する」という条件で、家族の待機期間を短くしてもらいましたが、もし環境的にそれが叶わない場合には、ホテルに行ってくれた方が家族の待機期間が短くなるからです。
でも断念した理由は「Wi-Fiは確約できない」と保健所に言われたからです。
ちょうど太郎は大学の後期の試験の最中だったので、Wi-Fiがなかったらアウトです。なので泣く泣く諦めました。
ホテル療養は、家庭内感染を減らすために絶対に必要です。
ただし、Wi-Fiも絶対に必要です。
今後もコロナ感染者が定期的に増える世の中になるのであれば、このシステムは早急に整えて欲しいと思いました。
もしくは、大学生や社会人でWi-Fiが命の場合には、どんな場所で療養させられても対応できるよう、スマホのデザリングオプションをつけておくのも自衛としては有効だと思います。
「もしかして?」と思ってから、検査・結果・保健所の連絡まで数日ありますので、その間に、オンラインでできるのならオプションを追加するといいでしょう。SHOPに行かなきゃいけない場合は…そこは自己責任で判断してください。
濃厚接触者のPCR検査予約が意外と大変な理由とは?
2021年の春に家族が感染した別の友達に話を聞いた時には、家族の検査の手配は保健所がやってくれたらしいのですが、今回は自分で探すように言われてしまいました。仕方なく、千葉県の発熱相談センターに電話をして濃厚接触者判定を受けていることを伝え、近くの病院を紹介してもらうのですが、これがまあ、想像以上に大変でした。
発熱相談センター自体は、電話がつながらないことはありません。かけるたびに違う人が出るので、相当な人数を配置してるんだと思います。
大変なのは、紹介された病院それぞれに事情があって、予約がなかなか取れないことです。
・もう3日後まで予約でいっぱいなので他をあたってください。
・予約は受けてないので、明日の朝8時から並んでください。いつ対応できるかはわかりませんが。
・予約は当日しか受けてないので、明日の朝から電話をかけてください。予約が取れる保証はありませんが。
・PCRのキットが足りないので無症状の人は検査できません。
こんな感じです。
紹介された病院が全滅するたびに、また相談センターにかけて新しい病院を紹介してもらいました。
最初の2回は「3ヶ所ずつ」ということだったんですが、3回目にはもう、なりふり構わずいくつも紹介してもらいました。
2回目の電話の人には「もうこれ以上松戸市にはありません」と言われたのですが、3回目の人が頑張ってくださり、それ以上を探してくれました。また、1回目の方は外国人で、発音が悪く聞き取りにくかったです。
どうも、オペレーターの方の検索能力等に差があるようです。諦めずに食らいつくのも大事のようですよ。
そしてやっと見つかったのがこちらの病院。
新しい病院なので小綺麗で気持ち良く、うちからも近くて向かいにイオンもあって、すごくいいところが見つかりました。探してくださったオペレーターの方、ありがとうございました^^
今日の今日はさすがに無理でしたが、翌日の朝10時に予約が取れました。
大変な作業でした。3時間かかりました。疲れ切ったので、その日の夕飯はUBERでした。
家族がコロナ陽性になった時の他の家族の本音とは?
ちなみに、私も長女もまだ無症状。
でも検査をしてみないと本当のところはわかりません。
一応陰性を信じてはいますが、確定していない状態だと、喉が痛い気がしたり寒気がする気がしたり、不安が絶えません。仮に明日の検査が陰性でも、「うつってるかも?」という不安は変わりません。
いっそのこと明日陽性になってしまえば、喉が痛くても熱が出ても当然なので笑ってられるし、みんなでご飯も食べられるし、マスクもアルコールも不要になります。どうせ家から出れないんだし、太郎を見てる限り症状は軽そうだし、抗体もできるし、陽性でもよくね?と思う私がいます。
これがコロナ療養中の濃厚接触者の本音です(笑)
1/18(火)私と長女の検査&長女の発熱
濃厚接触者としてのPCR検査。どんな感じ?費用は?
10時から私と花子のPCR検査。
病院の裏口から入って、一般の患者さんとは動線が交わらないようになっています。
でも、看護師さんも先生も防護服を着ているわけじゃなく、ちょいちょい来る看護師さんも入れ替わり立ち替わりで普通に話してくれるので、まったく悲壮感はありません。
鼻に棒を突っ込まれることを覚悟していたけど、唾液の採取でした。良かった~。
スマホで梅干しの写真を見ながら唾液を出します。泡を出さずに採取するのが意外と難しい(笑)
最後には先生も現れて
・結果は明日の午後に電話が来ること。
・もし容体が急変したら救急車を呼ぶこと。
を指示されます。
料金は、翌日の電話の分も含めて1人3000円弱。コロナの検査は無料だと聞いてたけど、検査自体は無料でも、病院に受診する初診料などで、どうしてもこのくらいかかるんだと思います。今回は3人で1万円弱。けっこうな出費です。
帰りは普通にイオンで食料だけ買い物して帰ります。
まったくの無症状とは言え、濃厚接触者なので無駄な買い物は控えてますが、それでも陽性の可能性が高い2人がこうやって普通にスーパー内を歩いているということは、世の中にはかなりの陽性者が普通にいるということなんだな~と、しみじみ思いました。
(実際にこの時には、すでに長女は陽性だったわけですしね。)
帰って午後からは花子もリモートワークです。
太郎から離れるために、私の部屋にPCを移して並んで一緒に仕事をしました。
私も、昨日は長時間の電話で疲れ切ってましたが、今日は元気です。
ここのところコロナ騒ぎで仕事をする気にもならなかったけど、やっとこの環境にもなじんできたみたいで、仕事しようと思えるようにもなりました。
ついに長女が発症!いよいよ私は背水の陣!?
夜になって、並んで仕事をしている花子が、太郎と同じ咳をしてることに気付きます。え、大丈夫?
夕飯は少しだけ離れて食べましたが、案の定、その後花子は38度超えの発熱。検査結果は出てないけど、もう陽性が確定じゃん。
思い返すと、太郎と違って花子の場合は、この数日かなり私は一緒にいます。
昨日はソファに並んで一緒にゲームをしてたし、昨日も今日も同じ部屋で並んで仕事してました。
太郎の前ではマスクをしてたけど、花子に対してはノーマスク。
味方だと思ってた隣の人間が、いつの間にか敵に変わっていたという絶望感。
即刻、隔離とマスクを言い渡したけど、きっともう遅いですよね…。発症前2日はバリバリ感染すると言うし…。
私はさらに数日後に発症するのかしら。せっかく太郎の隔離に慣れてきたところだったのに。
敵は1人だと思ってたのに、まるで「逃走中」のハンターが追加で放出された感じ。
2対1じゃん。回りは全部的。背水の陣。これじゃ~もう逃げきれないよ~(泣
性格的に、太郎はきっちり自己隔離してくれるし、私にうつらないように細心の注意を払ってくれる感じがあるけど、花子はいい加減だからイライラする。私もかかって肺炎になっちゃったらどうしよう(;∀;)
まあ、私も陽性ならこんな心配は不要だし、とりあえず明日の検査結果を聞いてから考えよう。
花子の自宅療養期間はいつからいつまで?
コロナ陽性になった場合、「症状が出た日」もしくは「検査を受けた日」をゼロ日として、10日間が療養期間となります。
太郎は13日に発症したので23日までが療養期間。花子は18日に発症したので28日までが療養期間です。これはのちのち、保健所にも確認済です。
1/19(水)花子の咳がひどい。換気のためのサーキュレーター購入。
検査センターのひっ迫で結果が来ない中、症状は悪化。
症状が軽かった太郎に対して、花子は熱も39度を超え、咳がとにかくひどい。ひっきりなしに胸から出る咳をしている。これは何の違い?年齢?だとしたら私はどうなっちゃうの??
午後に結果が来るということでずっと電話の前でスタンバイしてたのに、結局、明日になるとの連絡がきました。
ここ数日で急激に感染者が増えている関係で、検査センターが逼迫しているそうです。
状況からして花子がコロナであることは確実なんでしょうが、でももしコロナじゃなかったとしたら、他に薬や治療法があるのに…ということは、何度も考えました。本当に陽性なんだろうか。
もう一度抗原検査をすることも考えましたが、この症状では病院に行けません。
本人は車の運転なんて辛くてできないと言うし、私が付き添うのも自殺行為だし…。
結局見守るしかないという状況が、親としてはすごくつらかったです。
咳の薬を購入して飲ませる
普通の風邪でもそうですが、胸から出る咳の場合、だんだん痰が絡んできて、痰が出終わると治るイメージです。早く痰が切れるように、去痰剤を買って飲むように言いました。
換気のためのサーキュレーターを購入
効率的に換気をするため、サーキュレーターを購入しました。
購入したのはコレ。
もっと安いのもありましたが、
という点が良かった点です。クチコミに書いてあるような(異音がするとか、なめらかに動かないとか)不具合はまったくありませんでした。
1/20(木)花子の症状がピーク&今日も検査結果が来ない
花子のピーク時の症状とは?
花子の症状が相当つらそうです。今日は昨日よりもつらいと言っています。だいたいの症状としては、
・お腹が気持ち悪いということで、食欲もなく、常に九の字になってる。
・熱は昨日の夜がピークで39度ちょっと。つらいので市販の解熱剤服用。今朝の段階で37.8。
・酸素飽和度は問題なし。
・大好きなアイスを食べて「にがい」と言う。嗅覚味覚障害も発症しているよう。
といった感じです。
太郎とはこうも違うものか。ひょっとして違う病気?コロナだとしても別の人からうつった別の株?そう思ってしまうほど症状が違います。
私はまだ全然元気です。
花子から感染したとしたらそろそろ症状が出る頃なのですが…?
朝からシャワーを浴びて試験中の太郎を起こし、花子が「お茶漬けなら食べられる…」と弱弱しく言うので梅干し入りの茶漬けを作り、マスクをつけて家中の換気をします。こんなの近所の人に見られてたら、明らかにコロナでしょってバレちゃいますよね^^;
今日の10時から14時の間に結果の電話が来る予定でしたが、昼頃病院から電話があり、検査結果は明日以降になるとのこと。
検査センターが相当ひっ迫しているらしいです。
・症状がない人は引き続き外出自粛を
・症状がある人は、ひどくなったら救急要請を
とのことでした。
絶対に感染したくない!私がやった感染対策とは?
太郎の症状だけ見ると、すごく軽く済みそうです。でも花子の症状はかなりキツそうです。たった4歳の違いでこうも違うのであれば、いったい私はどうなってしまうんでしょうか?
絶対に感染したくないと思う反面、そこまで厳密なコトはできない(性格的にも時間的にも)現実もあります。
私がやっていた感染対策はこんな感じです。
・本来、感染者が自己隔離をするのが基本ですが、うちの場合、私以外が全員感染者だったので、私が逆隔離をされるイメージでした。
・私は自分の部屋以外では徹底してマスク着用。特に咳のひどい花子の部屋に入る時には医療用のマスクをしていました。
・私がマスクを外すのは、しっかり換気ができた部屋のみ。自室でも、しばらく換気をしてからマスクを外し、食事の時はサッシを開けて換気しながら食べていました。比較的暖かい日が続いたことはラッキーでした。
・本来は「家庭用の漂白剤を薄めて家中を拭き掃除」とあるのですが、そんなことは面倒でできないので、テーブルやスイッチなど、要所を押さえてアルコールスプレーをまめに噴霧していました。要は手についたウィルスを身体に入れなければいいだけなので、自分の手は死ぬほど消毒していました。おかげでこの間は手がカサカサでした。
・あとはとにかく換気。換気を徹底しました。朝起きたら家中の換気。花子が移動したら、元いた部屋の換気。私がいる場所は特に換気。要は私が感染しなければいいので、私の回りだけ換気すればいいと考えると気が楽でした。
・花子の食事は、可能であれば自室で。汁物などメニューによってはリビングで摂らせました。忘れがちですが太郎もまだ感染者なので、2人を一緒に食べさせたあと、私があとから換気をして食事をします。
検査センターひっ迫の大きすぎるデメリット
太郎のように、最初から抗原検査ができればすぐに陽性がわかります。
また、私のように、PCR検査を受けても発症しなければ問題はありません。
問題は、花子のように、PCR検査時は無症状でもすぐに症状が出てしまう人のケースです。
検査センターのひっ迫で翌々日になっても結果が出ません。
陽性結果が出ないと保健所に情報が行かないので、保健所のフォローを受けることもできません。
すぐに結果のわかる抗原検査をしたくても、症状がひどいと病院に行くことができません。
万が一コロナじゃないなら、クスリや治療法があるはずです。
そうこうしている間に症状がひどくなります。
「心配なら救急車を呼んでください」とは言われますが、24歳の基礎疾患のない若者で、しかも酸素飽和度が正常値であれば、呼んだところで運んでもらえないのは目に見えてます。
これが現状です。
コロナは急変があるから怖いです。20代はまだ急変して死んだ人はいないはずなので、それをよりどころにして心配な夜を過ごしました。
結果が出ていても、受診することは無理なんでしょう。でも少なくとも保健所のフォローが受けられ相談もできるはずです。たとえひっ迫しているとはいえ、自治体の患者リストに載り、管理してもらうことができます。
そこまですらたどり着けないのは、ひとえに検査結果が出ないから。
検査センターのひっ迫というのは、想像以上にデメリットが多いと感じました。
海外では1日に相当な数の検査を回しています。先進国の日本でどうしてそれができないんでしょうか。しかももう、コロナ禍になって2年たってます。どこかに絶対に大きな目詰まりがあると、強く感じました。
1/21(金)検査結果出る。食料が届く。
PCR検査の結果来る。明暗を分けたポイントとは?
朝、病院から電話があり「花子は陽性、私は陰性」という結果が知らされました。
13日(木)に太郎に症状が出て、私たちが検査をしたのが18日(火)。
感染力は発症の2日前からあるらしいので、太郎から感染したとしたら、11日から17日までの間ということになります。
太郎が発症するまでは、何も知らないので誰もマスクはしていませんでした。問題は13日(木)から17日(月)です。
私と花子の違いは何だったんでしょうか?
・免疫力の違いもあるでしょうが、花子の方が30歳若いので、私が有利ということはあり得ないでしょう。
・花子はその週末に旅行があって家にいなかったので、物理的な感染の機会も少なかったことになります。
・それでも花子は感染しました。感染力が強いというのは本当のことのようです。
圧倒的に私が不利な状況の中、唯一、感染しなかった理由と言えば、「マスク」です。
最初の方にも書きましたが、私は太郎が発症した瞬間から、太郎の前ではマスクをしてました。それ以外は普通の生活をしてたんです。
マスクの威力は、思ったよりも強いんだなと、しみじみ感じました。
花子の症状は?
花子は、朝には熱も下がって元気になっていました。
まだ全然咳はしていますが、昨日みたいに「気持ち悪い」「死ぬ」「しんどい」という感じではなくなりました。とりあえず安心です。
とにかくひっきりなしに咳をしているので、定期的に家中の換気をしたあと、花子の部屋の窓を少し開けて、昨日買ったサーキュレーターを回して、常時換気。太郎と違って咳がひどいので、家中の空気が汚染されてる気がします。とにかく換気。サーキュレーターを手に入れて本当に良かったと思いました。
ちなみに花子は、部屋でリモートワークをしています。それでも窓を開けて換気ができたのは「寒さ」をあまり感じない身体になっていたから。
コロナは、味だけでなく寒さも感じなくなるようです。あくまでも本人の談ではありますが、治るにつれて「寒い」と言うようになったので、あながちウソではないと思います。
私の症状は?
私は相変わらず無症状。むしろいつもより元気です(笑)
オミクロン株は、平均で3日。遅くも5日後には症状が出ると言われています。
花子に対して感染対策を始めたのが19日なので、18日に感染したとすると、23日までに症状が出る計算です。あと2日が山場。本当に私も発熱するのか?緊張します。
私の生活は?濃厚接触者は外出しちゃダメって本当?
濃厚接触者になると、かなり長期で自宅待機を命じられます。
ずっと出勤できなかったりして社会問題にもなっているので、本当にまったく家から出れない気がしますが、実際はどうなんでしょうか?
ネットで調べてみると、たとえば埼玉県のHPには、濃厚接触者の行動について以下のように書かれています。
・不要不急の外出は控えてください。通販や宅配サービスの活用もご検討ください。やむを得ず外出する際は、マスクの着用や手指衛生などの感染対策を行い、人との接触は避けてください。
・通勤や通学もお控えください。在宅勤務、リモート授業などは差し支えありません。
・公共交通機関は使用しないでください(不特定多数が利用する電車、バス、タクシー、飛行機など)。
では実際に私はどうしていたのか?ですが、食料品の買い物や、感染者の看病にまつわることは普通に行っていました。
理由は下記。感染者2名の中で孤軍奮闘なので、このくらいは許されると思います。上記の3項目にも該当していませんしね。
・感染した子供たちには、食べたいものを食べて早く元気になって欲しいから。
・私自身も、好きなものを食べてストレスをなくして免疫力をつけたいから。
・検査では陰性だったし、公共交通機関には乗らないし、誰ともしゃべらないから。
・家庭内感染を防ぐため、花子が使った毛布はコインランドリーで洗ってしまいたいから。
・なによりも、食料の買い出しは不要不急じゃないと思うから。
花子をホテル療養にしなかった理由とは?
病院から連絡が来たのが朝9時なので、その日のうちに保健所から電話が来ることを期待していましたが、残念ながら来ませんでした。
感染リスクをわずかでも下げたいので、花子にはホテル療養をしてもらおうと思いましたが、もし私がダウンした時に看病してくれる人がいなくなるので、やっぱり家にいてもらうことにしました。すでに感染済の人は非常にありがたいです(笑)
千葉県から太郎の配食が届きました!
千葉県から、コロナの自宅療養者に配送される食糧がどっさり届きました。7日分だそうです。
こんなにしっかり入ってるとは思いませんでした。どうせ形ばかりなんだろうな~と思ってたので嬉しかったです。
ただこれ、花子じゃなくて太郎の分です。今頃感は否めませんよね。だって太郎の療養期間は明後日で終わりなんですから(笑)
でも主婦としてはめっちゃ嬉しいです。箱を空けたとたんに思わず「うわ~!」と声が上がりました。ありがとうございます!
1/22(土)花子。回復につれて味覚障害が目立ってくる
発症後4日目の花子の症状について
就寝時の咳がひどい
花子の熱はもう下がって日中は普通な感じになってきた。もう心配ないなと思える感じ。
でも、寝てる時の咳がひどい。私の部屋は隣なので、私が寝れずに心配してしまう。
コロナを治す薬はなくても、咳をどうにかする薬はきっとあるはず。前に買った市販の薬じゃ~頼りない。病院で出してくれる薬が欲しい。
調べると、松戸市にも「往診」をしてくれる病院があるようです。でも日曜日はどこも休み。月曜になってまだひどかったら、考えることにしました。
味覚障害が目立ってくる
今までは熱のせいで味を感じないと思っていましたが、熱が下がって普通になった今になっても、まだ味がわからないようです。
アイスをまずいと言うので、甘い味を特に感じにくいのかな~という感じ。
一時的なものなら全然いいんですが、これが何か月も続く後遺症の話をテレビで見かけるので、そうなってしまったら可哀想だな~と、母としてはすごく心配しました。
発症後9日後の太郎の症状について
忘れていましたが、太郎は本当に軽かったです。「微熱」「咳払いのような咳」「ちょっとした鼻水」に加えて、喉はすごく痛かったらしいです。喉が治まると次は鼻の奥がすごく痛かったらしいです。
でも見た目は終始普通。こんなので済むなら全然コロナは怖くないなという印象です。
もちろん9日たった今はもう何ともありません。自分も感染者であることを忘れて、花子があちこちで咳をすることに文句を言ってます(笑)
あなたが感染してこなければ、お姉ちゃんだってこんな目に遭わなかったんだよ~。
1/23(日)太郎の療養終了
太郎の療養終了
発症から10日目。太郎の自宅療養が終了しました。
花子に対して保健所からの連絡はまだ来ませんが、太郎の終了の電話はしっかり夕方にかかってきました。
いまだに発症しない私の気持ちは?
私は相変わらず元気です。
でも、いつ発症してもおかしくないという気持ちがあるので「あれ?喉が痛いかも?」「あれ?ちょっと寒いかも?」と、すぐに言い出します。
そしてそのたびに暗~くなります(笑)
でも半日もたつと何ともなくなっていて「な~んだ」となります。そんなことの繰り返しです。
正式に検査したわけじゃないので、陽性の可能性は捨てきれないのですが、24歳の娘がこれだけ症状出てるのに私が無症状はあり得ないなと肌感覚で思います。
娘から感染したとすると、計算上では今日には症状が出るはずです。それを乗り越えたということはもう安心していいのか?
いやいや、感染対策してるとは言っても一緒に暮らしてるんだから、感染の可能性はまだまだある。最後の最後に感染して、子供たちが解放された後に闘病生活になるのは一番悲惨。
最後まで気を抜かずにやらなくちゃ。
1/24(月)いまだに保健所から連絡来ず
発症後6日目の花子の症状について
花子の咳は痰が絡む咳になってきました。明らかに良くなってます。若いから回復が早いんでしょう。往診の必要もなさそうです。
部屋を換気したら「寒い」と言いました。今までは寒さすら感じなかったのに、感覚が戻って来たようです。
味覚も少し戻った感じがするらしく、顔つきも生気が戻った感じです。治って来たのを実感します。
私のためのPCR検査キットを購入
28日に花子の療養が終わったら、私が本当に感染していないのかPCR検査をしようと思い、どうしたらいいかを調べ出しました。
パッと思いつくのは、東京の新橋などでやっている民間のPCR検査センターです。
家の近く(柏市・流山市)にもPCR検査センターはありました。
ただ、予約がかなりいっぱいでしたね。東京はまだ空きがありましたが、地元は場所が少ないせいか、今日の段階で今週はほとんど埋まっていました。
それに、一応私は濃厚接触者ですので、人混みに行くのは気が引けます。
調べてみると、キットを家に送ってくれるサービスがあったので、それを利用することにしました。今購入すれば、28日には間に合うでしょう。
購入したのはこちらです。
後から知ったのですが、松戸市では、行政のやっている無料のPCR検査が何か所かあるようです。松戸市以外でもあるはずなので、HPで調べてみてください。知らないだけで意外とあります。
ただし、国全体としてPCR検査のキットが不足しているので、そういう緊急性のない場所では、今後やってもらいにくくなることが考えられますね。
1/25(火)発症1週間後にしてやっと保健所から連絡が
発症7日後。今さら遅い保健所からの電話に対して思うこと
やっと花子に保健所から電話が来ました。今さら感がはんぱないです(笑)
だってもう発症から7日、検査陽性判明から4日です。とっくに病状の峠は越えていて、保健所の助けが必要な時期は過ぎてます。
保健所の方に非がないことはわかってます。おそらく土日も返上で一生懸命やってくれてるんだと思います。ありがとうございます。
改善の余地があるんじゃないかと思うのは、システムの方です。限られた保健所のマンパワーに対して、単純に仕事が多すぎるんだと思います。
確かにコロナはいずれ普通の病気になっていくんでしょう。その際には保健所の仕事は激減するんでしょう。
でもだからと言って、今コロナに感染した人や濃厚接触者の人を、不自由にさせていいということにはなりません。
一時的であったとしても、業務がひっ迫しないようなシステムを作って欲しいと感じました。
パルスオキシメーターはすぐに届く不思議
家にあるパルスオキシメーターが花子の指に反応しなくなったので、松戸市から別のやつを送ってもらうことにしました。「今さら必要ですか?」と言われたそうですが「とりあえずお願いします」と。
すると、その日の夕方にはもう家に届けられたんです。電話が来て「松戸市から委託を受けた者ですが、パルスオキシメーターを玄関にかけておきます」とのことでした。
PCR検査は3日、保健所の連絡は4日かかる状態の中で、パルスオキシメーターは数時間で届く不思議。どこかに目詰まりがあるとしか思えません。
2人の濃厚接触者である私の本当の自宅待機期間は?
太郎が感染した時、濃厚接触者である私と花子の自宅待機期間は、保健所から電話があった17日をゼロ日として10日間、つまり27日まででした。
でもその後、花子が発症したことで、私の自宅待機期間は伸びたはずです。
いったいいつまでなのか?保健所に聞いてもらいました。
すると「28日までですが何か?」との返答だったそうです。
太郎が発症してからまだ2週間足らずの期間ですが、この間に千葉県でも相当な数の感染者が発生しています。
太郎の時には「本当に完全に隔離できるのか?」を念入りに聞かれたらしいですが、もう今はそんなこと、かまっていられないのかもしれないですね。
私も28日まで。あと3日の辛坊です。
コロナが陽性だと保健所の聞き取りでどの程度行動を聞かれるのか?
これについて、すごく私は興味がありました。
いったいどのくらい正確な行動を聞かれるのか?ウソは通用するのか?
太郎は男の子で口数が少ないので、こういうことは話してくれないので、花子には詳細を私に話してくれるよう頼んでありました。
ところが花子に対して保健所は、まったく行動履歴を聞かなかったそうです。「弟さんの濃厚接触者ですね」と言われてスルーだったそうです。なるほど、濃厚接触者はそういうことなのか。残念;;
発症後7日目の花子の症状について
花子はもうすっかり元気。「出かけちゃダメかな」って言うくらいになりました(何言ってんのダメだよ)。
まだ咳は残ってますが、胸から出る怖い感じじゃないし、頻度もかなり減りました。
味覚も順調に戻って来ているようです。後遺症が一番心配だったので、そこは本当にほっとしました。
1/27(木)2箱目の食料が届く
花子の容態もずいぶん良くなり、療養期間もあと1日となった今日、県からの食糧が届きました。「今さら」ではありますが、単純に嬉しいです。ありがとうございます。
食べたい分は食べますが、残りは災害用として保存します♪
1/28(金)花子の療養期間が終了
とうとう花子の療養期間と私の待機期間が終了しました。ちゃんと夕方に保健所からも電話がありました。
花子はまだけっこうな咳をしているので、それでも大丈夫なのかを聞いたところ「もう体内にはウィルスはいないから大丈夫」とのことでした。
私みたいな家で仕事をしている人間は、「念のためもうちょっと家にいよう」ということもできますが、花子は会社もあるしいろいろ活動的です。
咳が残っていても、一応保健所のお墨付きをもらっていれば、エクスキューズになるので安心です。
私も「よくやった」とビールでお祝い。数時間早いですが、花子と太郎と一緒の食卓を数日ぶりに囲みました。
終了した!という達成感はあるものの、でもまだ感染してる可能性は捨てきれないのでちょっと不安です。月曜日に購入したPCRキットはまだ届きません。
1/29(土)久しぶりの外食。花子の味覚はまだ戻らず
療養期間が空けて1日目。さっそく花子は美容院とマツエクの予約を入れて出かけていきました。日月にはスノボの予定が入っていて火曜日からは出社の予定だそうです。病み上がりなのに活動的やわ~。
夜、花子が「ママありがとう」ということで近所のスシローで奢ってくれました。
私は喜んで食べたのですが、花子はまだ味覚が戻らず、大好きな寿司が「アルコールの味」がするそうです。
可哀想に。まだ味覚が戻ってないようです。がっかりした花子の顔が忘れられません。大丈夫かしら?
それでもちゃんと私には奢ってくれました。ありがとう花子~♪
1/30(日)やっとPCRキットが届く。すぐに提出。
月曜日に購入したPCRキットがやっと届きました。
今さら出しても意味あるんだろうか?と思いつつも、すぐに唾液を採取して郵便局から出しました。
ちょうどこの日は朝から喉が痛くて「最後の最後にうつったか?」と暗くなっていた時でした。
私たちの時には検査結果が出るまで3日かかったので、おそらく今回は1週間くらいかかるんだろうな…と思いながらの提出でした。1週間後に陽性がわかっても何の役に立つんでしょうね。
2/2(水)結果が陰性!すべて終わった喜び!
「どうせまだ結果なんて…」と思いながら結果のページを見てみると、なんと「陰性」の文字が!
めっちゃ嬉しいです!
「今さら検査しても…」と思いながらの提出でしたが、こうやって陰性の文字を見ると、「よくやったね」と言ってもらってるみたいで、すご~~く嬉しいです。
待機終了後に友達とランチをする際にも、「陰性だったよ」と言うことでお互いが気持ちよく食べることができますし、この検査はやって大正解だったと思っています。
ちなみに花子は2月1日から普通に出社しています。
いつの間にか咳も出なくなり、2月11日に同じスシローに行った時には、もう完全に味覚が戻っていました。
まとめと感想
家族がコロナ陽性になって思うことと、あなたへのメッセージ
こうして私たちのコロナ奮闘記は終わりとなりました。
約3週間に渡る長い日々でしたが、過ぎてみるとあっという間でしたし、何かすごくつらい思いをしたとか、誹謗中傷を受けたとか、不当な扱いを受けたとか、そんなこともなく、最初の頃に感じていた不安も不要なものでした。
2022年2月13日現在、まだまだ1日の感染者数は多く、いつ誰が感染しても不思議じゃない感じになっています。世間でも、過去には感染者を白い目で見る風潮がありましたが、今はそこまでではないと思います。花子も職場で陰口を言われることはありませんし、太郎も元気にバイトに復帰しています。
もしあなたが今、「もしかしてコロナかも?」と不安に思っているのであれば、大丈夫ですからすぐに検査を受けてください。もし「かかりつけ医」がいるならそこに相談してください。いないなら、県の発熱相談センターを調べて電話してみてください。検査のできる病院を教えてくれるので予約を取って行くだけです。
結果が出るまでに時間がかかるかもしれませんが、だからと言って療養期間が延びるわけではなく、あくまでも検査を受けた日から10日なので大丈夫です。
無症状であれば、ただただ10日間家にいるだけで終わりますし、症状が出ても、家で10日間耐えていれば終わります。
食糧に困ったら、宅配やネットスーパーの置き配を利用すればしのげます。症状がつらかったら往診やネット診療が利用できます。保健所に登録されたあとは、保健所に相談すれば何かしら道が拓けます。
今回、私のような50代がかかったケースをご紹介できなかったので申し訳ないのですが、20代の子供たちを見ている限りでは、インフルよりもひどい感じはありませんでした。
大丈夫。思ってるようなことにはなりません。きっと乗り越えられますので、勇気を出して検査を受けてくださいね。
あと、家族が感染して不安に思っているお母さん。私が感覚では、とにかくマスクと換気です。ホテル療養ができるようなら行ってもらってください。
テレビを観てると「家族感染は仕方ない」と諦めている方が多いようですが、そんなことはありません。必ず逃げ切れますので頑張ってください!
最後に。今のうちから用意しておいた方がいいと思うもの
以上のように「大丈夫。何とかなるよ。」という感じなんですが、1つだけ気になるのは「クスリ」です。
クスリの宅配が存在するのかわからないので、念のために今のうちから、ある程度のクスリは買っておいた方が安心です。
コロナのクスリはありませんので、用意するのは「症状をやわらげるクスリ」です。
うちの場合は、「解熱剤」と「去痰剤」が役に立ちました。
解熱剤
主に、
・熱が高くてよく寝られない時に、一時的に熱を下げて身体を休める
・頭痛がする時に頭痛を治める
場合に服用します。筋肉痛や筋を痛めた時など、どこかが痛い時に役立つので、ふだんから用意しておいた方がいいです。
去痰剤
主に、痰が絡む咳がしつこい時に、早く痰を出してしまうために服用します。少しでも咳が楽になるように飲む感覚です。
ちなみに、「咳止め」ではありません。私は母として2人の子供の病気を20年以上診てきました。その間に病院の先生から「下痢は止めていいけど咳は止めてはいけない」と教わったので、咳止めは使用しない主義です。
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