去年(2017年)の10月、愛知県犬山市の桃太郎神社に行ってきました。
神社はもともと好きなので、観光に行くときは普段から目的地周辺にある神社を探して立ち寄ります。
犬山へ観光に行く機会があった時、犬山城の周辺に他に何か観光スポットがないかを探していて、興味を持ったのが桃太郎神社を訪れたきっかけです。
桃太郎神社の由来
桃太郎伝説といえば岡山県と香川県が二大勢力ですが、愛知県犬山市にも桃太郎誕生伝説があるそうです。
昔から桃には魔よけの力があるとされ、古事記には黄泉の国から逃げ帰るイザナギノミコトが桃を投げて黄泉からの追っ手を撃退したという話があります。
イザナギノミコトがこの桃に大神実命(おおかむづみのみこと)という神名を授け、桃の実が後にこの地で桃太郎に生まれ変わって鬼退治をしたというのが犬山市に伝わる桃太郎伝説です。
大神実命を御祭神として昭和5年にこの地に鎮座したのが桃太郎神社で、神社の奥の山が桃太郎が最期を迎えた場所とされ、崇敬されてきました。
木曽川のほとりの粟栖村が桃太郎の誕生地といわれ、周辺には「大桃」、「猿渡」、「犬山」などの桃太郎伝説を連想させる地名がたくさんあります。
桃太郎神社で有名なものと言えば…
桃太郎神社は地域で子供の守り神として崇敬され、親しまれています。
子授けや安産などの御利益があるとされ、 5月5日の子供の日には「桃太郎祭り」が毎年開かれています。
桃の魔除けの力から、厄除けや長寿にも御利益があるとされています。
また、桃太郎神社といえば愛知県きっての珍スポットとして有名です。カラフルで不思議なコンクリート像を多数生み出した作家、浅野祥雲氏の作品が神社の境内にたくさんあり、見どころとなっています。
桃太郎神社の魅力
犬山市の緑豊かな山に囲まれ、ひっそりとした桃太郎公園の中に突如現れる、インパクト抜群の神社です。
日本にここだけしかない桃の形をした珍しい鳥居や、桃太郎のストーリーに沿った数々のコンクリート像が境内に並び、神社という神聖な場所ながら不思議と楽しい気持ちにさせてくれる、唯一無二のスポットです。
ご朱印もかわいいので、ご朱印集めが趣味な方におすすめしたいです。
ちなみに、御朱印をいただくまでの待ち時間は3分ほどでしたよ。
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桃太郎神社の感想
愛知県のB級珍スポットとして取り上げられることが多い桃太郎神社ですが、子供の守り神としてこの地域では昔から普通に崇敬されています。
実際に見た桃太郎のコンクリート像は、写真で見るよりもさらにインパクトがあり、面白かったです。
神社に似つかわしくないコンクリート像は確かに珍しくて面白いのですが、「像に登らないでください」という貼り紙が何か所かにあり、面白半分で来る人が多いのであれば残念に思います。
社務所が閉まるのが16:30頃と少し早いので、ご朱印はギリギリでいただけましたが宝物館に行けなかったのが残念でした。余裕を持って早い時間に行くのをおすすめします。時間があれば、もう少しゆっくり見て回りたかったです。
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