私は今、三井ホームで建てた
- 太陽光発電(蓄電池なし)
- 全館空調
- オール電化
の一戸建てに住んでいます。
これから家を建てるあなたに、うちの場合のリアルな実情をご紹介しています。
このページでは、太陽光発電について。
一番気になる「売電価格」について、我が家のリアルなデータを公開しようと思います。
実際、太陽光を導入してみようかと思ってはいても、どのくらい発電されて、どのくらい売れるのかっていうのが、気になるところですもんね。
東京電力が買取を約束している価格というのは、毎年変わるものではありますが、人の家のリアルなデータというのはきっと参考になると思いますので、恥を忍んで公開します^^;
ちなみに、うちはシャープの太陽光発電システムを採用しています。
太陽光発電 年間の売電価格
各月の、購入された電気量とその価格、それから比較のために支払った電気代も載せてあります。
2017年10月の売電価格が少ないのは、太陽光発電システムが不調になって修理してもらっていたためです。こんなに減ってしまったのは、不調に気付くのが遅れたせいもあります。
年・月 | 買取電力量(kWh) | 売電価格 | 電気代 |
---|---|---|---|
2017.04 | 310 | 11,470 | 17,487 |
2017.05 | 419 | 15,503 | 13,597 |
2017.06 | 321 | 11,877 | 12,321 |
2017.07 | 303 | 11,211 | 15,156 |
2017.08 | 276 | 10,212 | 17,617 |
2017.09 | 223 | 8,251 | 17,950 |
2017.10 | 135 | 4,995(*) | 16,126 |
2017.11 | 226 | 8,362 | 16,891 |
2017.12 | 239 | 8,843 | 19,199 |
2018.01 | 344 | 12,728 | 24,017 |
2018.02 | 306 | 11,322 | 25,581 |
2018.03 | 340 | 12,580 | 22,224 |
合計 | 3,442 | 127,354 | 218,166 |
※買取単価:1kWh当たり37円
所感
合計するとわかりますが、太陽光発電の買取りで、年間の電気代の半分以上をまかなっています。
うちはオール電化でガス代がありませんので、電気ガス代の半分を太陽光発電でカバーしている計算になります。
確かに初期投資で100万ほどかけてはいるのですが、こうやって毎月、光熱費をカバーしてもらえると、すごく得した感じがします。
うちの場合、年間の売電価格は12万ちょっとですから、100万円を回収するのには10年かからない計算になります。
初期費用を回収したあとは、全部儲けになっていくので、よっぽど故障などしない限り、お得なのかな~と感じています。
太陽光発電の仕組み
そもそも太陽光発電とは、どのような仕組みなんでしょうか。
私も家を建てるまでは知りませんでした。
その仕組みをざっくりとご説明します。
昼間は発電した電気を使い、余ったら売っている
太陽が出ている間は、発電した電気を優先的に使っています。
余った分はその場で売電され、足りない分は東京電力から購入して使います。
売電の単価は、最初の契約時に10年契約で決められています。
うちは2015年スタートで1kWh当たり37円でしたが、それ以降は年々下がっていくと聞いています。
逆に、それ以前はもっと高かったようです。
夜は購入した電気を使っている
発電できない夜間は、普通の家と同じように、購入した電気を使用します。
オール電化なので、23時以降は電気代が安くなります。
貯めておくことはできない
蓄電池がないので、発電した電気を貯めておくことはできません。
蓄電池はまだ高価で導入できないからです。
今後蓄電池がどんどん安くなっていくので、買取の保証が終了する頃には蓄電池を取り入れることができるであろうという予測です。
停電の時にはどうなるか?
停電の時でも、太陽光発電があれば大丈夫!という意見も聞きますが、それは間違いです。
発電した電気を利用できるように変換する「パワーコンディショナー」が停電でストップしてしまうので、いくらパネルが発電をしていても、電気を利用することはできないんです。
その代わり、非常用のコンセントというのがあり、停電時でも、携帯が充電できる程度のわずかな電気なら、使える仕組みになっています。
売電しているかどうかを見分ける方法
太陽光発電の場合、家の中に必ずこのようなリモコンがあります。
ランプが2つありますが、左のランプが青い時には売電しているときです。
下のように、左のランプがオレンジになっている時には、発電量以上に電気を使用しているときです。
こうやて目に見えることで、節電の意識も高まります。
私はこのリモコンを見て、できるだけ青をキープするように、
- 余分な電気を消したり
- IHヒーターの温度を下げたり
しています。
ちなみに夜間は、どちらのランプも消灯して休止状態になります。
合わせて読みたい
晴れの日しか発電しないの?
晴れの日はもちろん発電していますが、曇りの日や雨の日でも、タイミングによっては、リモコンのランプが青くなっていることがあります。
太陽が見えない天気でも、思った以上に発電している印象です。
雪が積もるとどうなるか?
雪が降って屋根に雪が積もってしまった場合は、リモコンの休止が解除されません。
つまり、ず~っと夜間のような状態になります。
太陽が出ていても、雪が積もっているとそうなるので、雪国に太陽光発電は向かないと感じます。
現に、三井ホームの方にお聞きしたところでは、北の限界は宮城県あたりだそうです。
太陽光発電で得た収入の税金について
所得税
売電価格から必要経費を引いたものが、年間20万円を超える場合は、所得税がかかります。
固定資産税
太陽光発電のパネルが屋根に設置するタイプだと、固定資産税はかからないそうです。
よって、うちは税金は支払っていません。
維持費はかかるの?
維持費はまったくかかりません。
故障した時の修理代くらいですが、保証期間が10年あるので当分は何もかかりません。
まとめ
太陽光発電は、新しく家を建てる場合、特に必要だとは思いません。
快適な暮しには直接関係ないからです。
でもやっぱり、毎月売電した収入が入ると嬉しくなりますね。
なので、別に後悔もしていません。
ただし、うちは2015年に購入したので買取単価がまぁまぁ高いんですが、現在はもっと低いと思いますので、そう考えると、売電の喜びも減少します。
売電に期待ができないとなると、せっかく発電しても余った分は捨ててしまう格好になるので、そうすると蓄電池が欲しいですよね。昼間発電した電気を、夜間に使用できるように、蓄電池が手ごろな価格になればいいのにと思います。
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