突然ですが、あなたは新年の挨拶を上司の方と交わしたことはありますか?
もちろんあると思います。日本人だったら。
では、外国人上司はどうでしょう。とたんに、「なんて挨拶したらいいのかわからない!」と思ったあなた。
大丈夫です!
今回は、新年の挨拶を英語でするときの方法を、会話の場合とメールの場合の両方からご紹介していきます。
英語で新年の挨拶をしてみよう!会話の場合
会話の場合はそこまで難しく考える必要はありません。
日本語で「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします」と挨拶するように、英語でも言ってみましょう。
ここでのポイントは次のことがあります。
- 上司だけれど、名前でよぶこと
- 上司を尊敬する気持ちをきちんと表現すること
日本では、「○○部長」とか「○○課長」とか、役職を名前の後に付けて敬意を表しますが、英語には基本的にそのような表現はないといっていいです。
例えば、トム・スミスという人が上司だったとして、「Mr.スミス」と呼ぶかというと、それでは上司とあなたとの間にかなりの距離があることを示してしまいます。
つまり、「仲があまり良くないのではないか」ということを暗示させるのです。では、なんと呼べばいいのか。
「トム」と呼びましょう。「ちょっと軽すぎるんじゃないか」と心配する必要はありません。それが英語圏では普通の呼び方なんです。
もしそれでも抵抗がある場合は、「Boss」と呼ぶのも一つの方法です。
「自分の気持ちを表現する」というのはつまり、「一緒に働けて嬉しい」とか、「またあなたと一緒に働けるなんて最高だ」というように、上司を尊敬する気持ちを伝えることで、上司の気持ちもハッピーにするということです。
日本語の「よろしくお願いします」には、丁寧ですが誰の気持ちも入ってませんよね。英語では表現しづらい言葉です。だからこそ、上司を尊敬する気持ちを表現することで「よろしくお願いします」の気持ちも伝えましょう。
以上の点を踏まえると、次の会話がいいんじゃないでしょうか。
Happy New Year, Tom!
(明けましておめでとうございます!)
I am happy to work with you this year.
(今年も一緒に働けるなんて嬉しいです。=今年もよろしくお願いします)
もしくは、
I am so excited because you are my boss again this year!
(今年もあなたが上司だなんて最高ですよ!=今年もよろしくお願いします)
英語で新年の挨拶を書く場合!メールや手紙での文例を紹介
手紙を書く場合には、次のポイントをぜひ押さえてみてください。
- クリスマス頃にメール、手紙を贈る
- 上司の家族にも触れる
- 会話よりは少し丁寧に
- 上司を尊敬しているという表現を入れる
日本ではお正月に年賀状が届くのが普通ですが、英語圏の国ではクリスマス頃にグリーティングカードが届くのが普通です。
なので、クリスマスの時期に合わせてメールや手紙を出しましょう。
ただし、上司の信仰する宗教を知らない場合は、クリスマスの表現は避け、「この時期をどうぞ楽しんでください」とだけ書くようにしましょう。
加えて、そのメールや手紙が届くのはホリデー中であるので、上司も家族で過ごしていると思います。
メールや手紙にはぜひ、「ご家族で楽しいホリデーをお過ごしくださいね」などと家族を想った表現も入れましょう。
あとは、会話のときと違い、メールや手紙だと4~5文あるのが普通ですので、前年度の感想や上司への期待などを入れるとよりいいものに仕上がりますね。
以上のことを踏まえて書くと、こうなります。
Hi Tom,
(こんにちは)
How is your holiday?
(ホリデーいかがおすごしですか?)
I hope you have wonderful one with your family.
(ご家族と一緒に素敵なホリデーを過ごしていることと思います。)
I look forward to new productive year with you.
(ところで、僕は、ボスと一緒に仕事ができる次の年が待ち遠しくて仕方ないです。)
This is because your dedication has provided me with the motivation to love my work more.
(というのも、ボスの仕事におけるアドバイスなどで、僕は自分の仕事をもっと好きになることができたからです。)
New year is a time to dream bigger.
(新しい年はもっといい年にしたいですね。)
I am really excited to work with you again.
(ボスとまた仕事ができると思うとワクワクします。またよろしくお願いしますね。)
Hope you enjoy your time with your family and a Happy New Year,
(ホリデーをどうぞお楽しみください。そして、良いお年を。)
TARO SUZUKI
(鈴木太郎より)
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まとめ
いかがでしたか?
外国人でも日本人でも、上司は部下に尊敬されると嬉しいし、一緒に仕事をしていくときに信頼してくれるようになります。
新年の挨拶において、会話でもメールや手紙でも、上司を尊敬する気持ちを表すのを忘れないでくださいね。そして、今回ご紹介した文を参考に、素敵な挨拶をしてみてくださいね。
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