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天皇への海外の反応は?日本の天皇交代は海外から見るとどうなのか?

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天皇陛下が平成31年(2019年)4月30日をもって退位されることが決定し、昨年は何かと「平成最後」が話題となりました。

日本国内では天皇陛下が退位への思いを述べられた平成28年(2016年)8月のビデオメッセージから今まで、さまざまな議論がなされて退位への準備がされてきました。

このたびの天皇陛下の退位は、海外からはどのような反応があるのか気になりますよね。

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今回の天皇退位に対する海外の反応はどうなっている?

天皇陛下が退位のご意向を示されたことは、日本だけでなく海外でも大きく報道されています。

王室・皇室を持つ国は世界でもヨーロッパをはじめとして中東やアジアなどに多くあり、日本の皇室への関心は意外と高いようです。

王室があるイギリスでは速報で伝えられたほどでした。

日本でも、イギリス王室のヘンリー王子とメーガン妃のご結婚やウィリアム王子とキャサリン妃にお子様が生まれたときなどは大きく報道されましたよね。

世界も驚いた「生前退位」

崩御によらず天皇が変わる生前退位は、海外でも「実現すればおよそ200年ぶりのことである」と報道されました。

共同通信による世論調査の結果、日本の国民の90%近くが「天皇の生前退位ができるようにしたほうがいい」という意見を持っていることも伝えられています。

 

皇室に関する法律の皇室典範(こうしつてんぱん)では、「天皇は生涯在位する」と定められていて退位することは近代では前例がないにもかかわらず、多くの国民が天皇陛下のご意向を理解し、好意的に受け止めていることに驚きをもって報道しています。

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日本の天皇交代は海外メディアからはどのような反応があるのか?

では、海外のメディアでは実際にどのように報道されたのかを見ていきましょう。

天皇陛下が退位のご意向を示されたとき、速報で伝えられたのは「健康上の問題で数年以内に退位する意向を示した」という内容で、イギリスのBBCやロイター通信、中国国営通信などがNHKの速報を引用する形で報道しました。

日本の皇室とも交流が深いイギリス王室では生前退位が認められていますが、90歳を超える高齢のエリザベス女王に重ねて天皇陛下の生前退位を受け止めています。

「エリザベス女王が同じ意向を示した場合、賛否があっても多くの国民は理解するだろう」と王室専門家はコメントしています。

 

アメリカのウォールストリートジャーナルでは「天皇陛下は今まで公務を大事にしてきたので、公務を確実に行うためには生前退位を考えるのは驚きではない」としています。

別のアメリカメディアでは、タイのプミポン前国王の崩御から王位継承までに時間がかかったことやオバマ大統領からトランプ大統領への政権交代時の混乱をあげ、生前退位の表明から皇太子殿下への皇位継承までの準備がスムーズに行われていることに「多くの国民からの支持があることと与野党が政争の具にしない冷静さに驚く」としています。

天皇陛下のビデオメッセージには驚きの声も

退位のご意向については、天皇陛下ご自身が高齢となったことや健康上の問題で天皇としての役割を果たせなくなることを危惧されていることから、各国ともおおむね好意的に報道されていました。

ただ、国民に直接語りかけるビデオメッセージを発表したことには「異例なこと」だと報じられています。天皇陛下が国民に向けて直接メッセージを発表することは、日本の歴史上でもかなりレアなことです。

 

天皇が国民に直接語りかけることは昭和天皇の終戦時の玉音放送が初めてで、天皇陛下が即位されてから現在まででも東日本大震災直後と退位へのご意向を示されたときの2回だけだったので、とても特別なことであると驚きをもって報じられました。

海外のメディアが報じた天皇陛下の歩み

退位のご意向を示されたこととあわせて、天皇陛下のこれまでの活動や国民とのかかわり方についても報道されました。

各国メディアとも「多くの国民に好かれている」「尊敬されている天皇」など、日本国内と変わらない評価をしています。

東北をはじめとした被災地への慰問や積極的に地方でも式典にご臨席されるなど、即位してから現在まで国民に寄り添う姿勢を皇后陛下とともに貫いてきたことが報じられています。

 

天皇陛下が魚類の研究者でもあることにふれ、「近い将来、天皇がハゼの研究に多くの時間を費やせることを望んでいる」と報じたアメリカのメディアも。

天皇陛下はハゼの研究が専門であるため、ハゼには「エクシリアス・アキヒト (Exyrias Akihito)」という種類もいます。

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まとめ

昭和天皇の崩御により1989年1月7日に即位し、今年2019年1月7日で即位30周年を迎えられた天皇陛下。

日本国内だけでなく、海外からも生前退位のご意向は大きく報道され、平成最後の年になる今年は注目されています。

5月1日からは皇太子殿下が新天皇として即位され、新しい時代が始まります。200年ぶりとなる生前退位はこれからますます話題となりそうですね。

 

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