お盆やお彼岸になると、お墓参りが気になってきますよね。
今までは両親と行っていたお墓参りも、いざ結婚して夫と行くとなると、どうしたらいいのか不安になりますよね。
このページでは、
お墓参りには何を持って行けばいいの?
と思っているあなたのために、お墓参りの持ち物を洗い出してみました。
ぜひ参考になさってください。
お墓参りの持ち物リスト
お花
これは定番ですね。
お花屋さんで、「お墓参り用のお花を1対ください」と言えば、同じものを2つ作ってくれます。
お墓に備えるお花は、左右に花入れが置いてあるので、同じものを2つ買うんです。
1つを2つに分けるのは大変なので、同じものを2つ作ってもらいましょう。
お花屋さんにお任せで作ってもらってもいいですし、故人が好きだったお花があれば、それを入れてもらってもいいでしょう。
お値段はだいたい1つ500円くらいです。
お盆やお彼岸の時期なら、スーパーでも仏花として売っています。
お供えしたあとのお花は、枯れたあとが汚らしくなってしまうので、本来は持ち帰るのがマナーです。
でも、頻繁にお墓参りに来れる場合は、お寺で片付けてくれるような場合は、置いて帰ってもかまいません。
お墓参りによくあるお花
お花は、故人が好きだったお花を持って行けばよくて、決まりがあるわけではありませんが、一般的にお墓参りによく使われるのは、菊の花です。菊には邪気をはらう力があると信じられてきたからです。
また、毒と強い香りを持つ「シキミ」もよく利用されます。
土葬の頃に、墓を掘り起こす野生動物を寄せ付けないためだそうです。
その他には、リンドウ・ユリ・カーネーションなどがよく利用されます。
お墓参りに向かない花
タブーな花というのはありませんが、強いてあげれば
- トゲのある花(ご先祖様の元に届くものにトゲがあってはいけない)
- 花ごと落ちる花(ツバキなど。斬首を連想させて縁起が悪いとされる)
- ニオイのキツイ花(あの世に届く匂いがキツいと喜ばれない)
- ツルのある花(朝顔など。自立しないので見映えが悪い)
があげられます。
造花はいいの?
造花がいけないという言い伝えはありませんので、特に差支えないとされています。
でも、お寺によっては良く思わないところもあるので、確認が必要です。
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お線香・火をつけるマッチやライター・ろうそく
お線香も、お花と並んで忘れてはいけないものの1つです。
お線香は、仏様が一番好きな食べ物であると同時に、その香りや煙を通して仏様と会話する意味合いがあるそうです。
火をつけたお線香の火を吹き消してはいけない理由は、人間の口はけがれているとされているからです。
お墓にあげるお線香の本数や向きは、宗派によって異なりますが、本数はだいたい3本程度が多いようです。
火をつけるためのろうそくを使う場合は、墓石にろうがたれないように、受け皿を使用して、最後は必ず持ち帰りましょう。
お供え物
お花もお線香もお供え物ですので、それ以外のものを持って行くかは自由になるんですが、お菓子・果物・ジュース・お酒などを持って行く場合もあります。
生ものや臭いのキツイものはNGです。
お供えしたら、その場で飲食するか持ち帰るのがマナーですが、持ち帰らないことを良しとする方もいます。
昔の人は、お墓にお供えした飲食物は、貧しい人や動物への施しと考えていたからです。
また、持ち帰ったお供え物を、再度仏壇に供えることも、人によって解釈が違います。
すでにご先祖様が召し上がったものだから、またお供えするものではないという考え方です。
掃除道具
お墓参りをしたら、お墓を綺麗に掃除してあげなければいけません。
しばらく行かない間に、雑草が茂ったり汚れがついたりしています。
掃除道具リスト
- 雑巾やタオル、軟らかいスポンジ
- ゴミ袋
- バケツ
- 軍手、鎌、植木バサミ
- ほうきとちりとり
おおまかな掃除の手順
1.墓石は、洗剤を使うと傷むので水だけで洗います。金属のモノや固いタワシは傷がついて汚れが落ちにくくなるので、柔らかいタオルやスポンジでこすってください。
2.植木などは植木ばさみで葉を切りそろえ、軍手や鎌を使って雑草を取ります。
3.お花を立てる金属の花瓶は取り外して水洗いし、綺麗になったところでお花を生けます。
4.ひしゃくで墓石にお水をかけてあげましょう(ひしゃくは普通、墓地で借りられます)。
季節によって必要なもの
- 虫よけスプレー
- 日焼け止め
- 帽子、飲みもの
- 軍手
- 冬はゴム手袋
墓地は蚊が多いですし、夏場は日差しも強いです。
掃除をしていると、けっこう長い間滞在しますので、これらのものは必須です。
冬場は水が冷たいので、ゴム手袋があると便利です。
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まとめ
こうして見てみると、「なるほどな」と思うものばかりですね。
一度頭の中で予行演習をしてみると、当日も慌てずにお参りができそうです。
一番大事なのは、ご先祖様を想う気持ちですので、万が一何かを忘れたとしても大丈夫。
お墓参りに行ったということだけで、十分喜んでいただけていると思いますよ。
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