高速道路のサービスエリアでは車中泊をしている人をよく見かけますよね。渋滞で帰りが予定よりも遅くなってしまったり、旅行で宿泊費を節約できたりと、車中泊をする理由はさまざまです。
やってみたくても、初めてだとどんなことに気をつければいいか不安になってしまいます。
同じ車中泊でも、夜間は営業していなくて人がいない道の駅と、夜間でも人通りがある高速道路のサービスエリアとではちょっと勝手が違います。
私も何度かサービスエリアで車中泊をしましたが、意外と大事なのが場所選び。サービスエリアで車中泊をするときに気をつけたいことをまとめました。
高速道路のサービスエリアで車中泊をする際に注意することは?
サービスエリアのいいところは、売店や食堂、自動販売機などがある利便性とトラックのドライバーが仮眠をしているなど、「人がまったくいない」という状況がない安全性でしょうか。
環境は申し分ないのですが、車中泊をするなら気をつけたいことがいくつかあります。
椅子に座ったまま寝ない
急にサービスエリアで車中泊をする場合は難しいかもしれませんが、車中泊をする可能性があるなら用意したいのが自動車用のマットレス。
椅子に座ったままだと寝付きが悪く、疲れが取れずに体に負担がかかります。また、座ったままだと血行が悪くなり、エコノミークラス症候群の危険性もあります。
後部座席がフラットになる場合は、マットレスをしいて横になって眠れるように準備をしておきましょう。
防犯対策をしっかりと
サービスエリアは夜間でも完全に無人にはならないとはいえ、最低限の防犯対策は必要です。
ドアをロックする、窓を完全に閉めるのはもちろん、貴重品が外から見えないようにする、車内が見えないように目隠しをするなどは徹底しましょう。
明るすぎると眠れない場合もありますが、駐車場の隅などの真っ暗な場所に駐車すると車上荒らしなどの犯罪被害にあいやすいので、できるだけ照明がある場所に駐車することがおすすめです。
トラックの近くに駐車しない
ようやく眠りについたころ、仮眠をしていたドライバーが出発するためにエンジンをかけるというのはよくあることです。そもそも仮眠の最中もエンジンをつけっぱなし、というトラックも多いです。
近くに人がいたほうが安心できますが、エンジンの音は意外とひびくので気になって眠れない場合もあります。
夜間も車の出入りがあるサービスエリアでは、音が気になる場合は耳栓を利用するのもおすすめですよ。
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天然温泉のあるサービスエリア6選!
サービスエリアで車中泊をするとき、お風呂に入らずに眠ることに抵抗がある人もいますよね。
最近は温泉が併設されたサービスエリアが増えているって知っていますか?
全国各地どこにでもあるというわけではありませんが、旅行先によっては温泉つきのサービスエリアがあるかもしれないので、車中泊をするときは利用してみては。天然温泉があるサービスエリアを厳選してご紹介します。
エクスパーサ足柄(新東名高速道路足柄サービスエリア)
上下線ともに温泉があり、宿泊施設まであります。温泉の利用料金は大人700円程度で利用しやすい価格で、フェイスタオルが一枚無料で借りられます。
ハイウェイ温泉諏訪湖(中央自動車道諏訪湖サービスエリア)
下り線のみですが、温泉から諏訪湖が一望できます。上り線は下り線よりも湯船と洗い場が広く、ゆったりとくつろげる温泉です。上下線で位置する市が違うので利用料金に差があります(下り線590円、上り線610円)
峠山パークランドオアシス館(秋田自動車道錦秋湖サービスエリア)
サービスエリアなのに露天風呂があり、貸し切り風呂まであります。ただし、冬場は露天風呂は営業していません。利用料金は大人500円、貸し切り風呂は2000円となっています。
桜ヶ池温泉(東海北陸自動車道城端サービスエリア)
一般道、高速道路どちらからでも利用でき、世界遺産・白川郷に行く途中に立ち寄れることで人気の温泉です。利用料金は大人620円となっています。
松任海浜温泉(北陸自動車道徳光パーキングエリア)
パーキングエリアに車を停めて歩いて行く必要がありますが、日本海に面した解放感のある景色が楽しめます。大人460円と利用料金もリーズナブル。
刈谷ハイウェイオアシス(伊勢湾岸自動車道)
テーマパークのような充実した設備があることで人気の刈谷ハイウェイオアシスにも温泉があります。
利用料金は大人820円とやや高めですが、天然温泉でお湯は神経痛や筋肉痛、関節のこわばりなどに効能があります。
まとめ
ただ車で寝るだけ、と思いがちな車中泊ですが事前に準備しておいたほうがいいことはたくさんあります。とくに、防犯対策は被害にあわないようにしっかりと行ってくださいね。
最近はシャワー施設や温泉があるサービスエリアも多く、快適に車中泊ができるようになっています。予定外に車中泊をすることになった場合は、温泉や宿泊施設付きのサービスエリアを利用してみてはいかがでしょうか。