夏バテなのか頭痛がして調子が悪い。クーラーが悪いって聞いたことがあるけど、夏バテって暑くてなるものじゃないの?
クーラーは涼しいのに、どうしてクーラーが夏バテの原因になるの?
なんとか治す方法はないの?
そんなふうに頭痛に悩んでいるあなたへ。
夏バテはこの季節は深刻な問題ですよね~。
特に、冷房の効きすぎた現代においては、エアコンの影響で体の不調を訴える人も多いんです。
でも、夏バテって、暑くてなるものじゃないの?と思いますよね。
クーラーで涼しくしているのに、なぜ夏バテになってしまうんでしょう。
この記事では、クーラーの効き過ぎで体調を崩しているあなたへ、その原因と対策についてご紹介します。
クーラー病で頭痛がする原因
クーラー病って何?
クーラー病とは、夏の暑いときによく聞く病名ですが、正式な病気の名前ではありません。
正式には、自律神経の機能不全。クーラーが効きすぎた室内とうだるような暑さの外気の間を行ったり来たりすることによって、その温度差に体がついていけなくなり、自律神経のバランスが崩れた状態のことを指します。
現代では夏バテの一種とされていますが、本来の夏バテの意味は、暑すぎて体の調子を崩すことを言うので、厳密には、夏バテとクーラー病は違うものになります。
なぜ、クーラーで頭痛になるの?
自律神経の乱れによる頭痛
クーラー病は、自律神経の乱れを引き起こします。
自律神経のバランスが崩れると、血流の流れや、胃腸の働きが悪くなり、ホルモンバランスも崩れることになります。
血行が悪くなることによる頭痛もあれば、ホルモンバランスが崩れることによる頭痛もあります。
血行不良による頭痛
単純に、冷え過ぎによる血行不良ということも考えられます。
血行不良になると、肩こりや首こりの状態になり頭痛を引き起こします(緊張型頭痛)。
また、血行不良から脳に酸素が行きにくくなり、酸欠状態になると、酸素を供給させるために脳の血管を拡張させます。そうすると、膨張した血管が神経を圧迫して頭痛になるわけです(片頭痛)。
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クーラー病で頭痛がする時の解消方法
クーラーの設定温度を高くする
これは単純明快です。エアコンの設定温度を少し暑いくらいの状態にしましょう。
冷やし過ぎは血行が悪くなるだけでいいことがありません。
エアコンの温度設定は、外気との温度差が5度以内が理想と言われています。
身体を外から温める
エアコンの設定温度を自由にできない場合は、カーディガンやひざかけ、スカーフなどで体を温めましょう。
エアコンが効きすぎている場所に行ったとき用に、羽織物を忘れないようにしましょう。
温かい飲み物や食べ物を摂る
暑い夏は冷たいものを好んで食べたり飲んだりしがちですが、そこをあえて、温かいものを摂るようにしましょう。
軽い運動をする
オフィスなどでずっと同じ姿勢でいると余計に血行が悪くなってしまいます。血液の循環を良くするために、立ち上がって歩いたり、軽いストレッチをしたりしてみましょう。
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ゆっくり湯船につかる
自律神経の乱れに効果的なのは入浴です。
シャワーで済ませずに、38~40度のお湯にゆっくり浸かってみましょう。自律神経の回復につながり、クーラー病の症状がやわらぎます。
好きな音楽を聴いたり、キャンドルで雰囲気を作ると、よりリラックスできておすすめです。
リラックスすると副交感神経が優位になって、安眠にもつながります。睡眠は体力を回復させるので、夏バテの解消に効果があります。
クーラー病を予防するポイント
女性は、男性に比べて筋肉量が少なく基礎代謝が低いため、どうしても冷えてしまう傾向にあります。それにプラスして、中高年になると、血管の老化から余計に冷えやすくなります。
クーラー病を予防するためのポイントを2つあげてみました。
規則正しい生活
睡眠や食事など、生活習慣を正しくすることで、ふだんから自律神経を整えておくことが大切です。
特に睡眠不足は疲れやストレスが貯まり、自律神経の乱れにつながります。
適度な運動
定期的に軽い運動をすることで自律神経が整い、また筋肉を活性化させることで体温が上がり、クーラー病の予防につながります。
無理な運動は必要ありません。階段を使うようにしたり、1駅分歩いてみたり、できることから取り入れてみましょう。
まとめ
暑い夏は、どうしてもエアコンに頼ってしまいがちですが、身体の調子を崩さないようにするには、冷やし過ぎは百害あって一利なしと言えます。
でもだからと言って、いきなりクーラーなしの生活にしようとしても、今度は暑すぎで睡眠がとれなかったり体力を消耗したりして、これも身体のためにはなりません。
夏バテになってしまうと想像以上につらいですので、部屋の冷やしすぎや冷たいものの食べ過ぎには注意して、健康に夏を乗り越えたいものですね。
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